特急あずさの車内は全席にコンセントがあり、無料Wi-Fiも使えるので、移動中でもパソコン作業や動画視聴が快適です。
普通車でもシートピッチは96 cmとゆとりがあり、静かな揺れと大きな窓からの山岳景色で移動時間そのものが旅のハイライトになります。とはいえ「静かな席はどこ?」「大きなスーツケースはどこに置く?」といった疑問も尽きません。
本記事では最新の公式データと実測値をもとに、特急あずさの車内を徹底ガイドし、誰でも快適に過ごせるコツをわかりやすく解説します。
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全席コンセント&無料Wi-Fiの使い方
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静かに過ごせるおすすめ席の選び方
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荷物置き場とスーツケース対策
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トイレ・多目的室などバリアフリー設備
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2025年以降の車内サービス最新情報
特急あずさの車内—座席と設備ガイド
特急あずさの車内は「普通車でもゆったり」「全席コンセント完備」「無料Wi-Fiがすぐにつながる」という三拍子そろった快適空間です。普通車のシートピッチは96 cm、グリーン車は116 cmと在来線特急ではトップクラスの広さで、ノートパソコンを広げても余裕があります。
さらに各座席にはAC100 Vの電源が1口ずつ用意され、テーブルも大型なので資料を広げての作業や動画視聴がスムーズです。2025年3月ダイヤ改正以降は車内販売が原則終了し、各デッキに設置された自動販売機でソフトドリンク190円、ビール330円から購入できます。
大型車いす対応トイレや授乳もできる多目的室、2段式荷物ラックなどバリアフリー設備も充実しているため、小さな子ども連れやご高齢の方でも安心して利用できます。
ここでは、座席タイプから設備の場所まで「特急あずさの車内」を丸ごと解説し、快適な旅をサポートします。
出典・引用
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座席ピッチ・全席コンセント設置:Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」レスポンス(Response.jp)
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無料Wi-Fiサービス対象列車:JR東日本FAQ「JR東日本の特急でWi-Fiの利用はできますか。」JR東日本お客様お問い合わせ
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車内販売終了と自販機価格:JR東日本サービスクリエーションPDF(2025年4月25日現在)jresc.co.jp
座席タイプと広さ
| 車両クラス | シートピッチ | リクライニング角度 | フットレスト | コンセント位置 | 無料Wi-Fi |
|---|---|---|---|---|---|
| 普通車 | 96 cm | 約35° | ― | 前席座面下(車端部はひじ掛け下) | 〇 |
| グリーン車 | 116 cm | 約35° | 〇(折りたたみ式) | 前席座面下(車端部はひじ掛け下) | 〇 |
特急あずさの車内でまず驚くのは、普通車でも横2列+2列のゆったり配置なのに前後間隔(シートピッチ)が96 cmもあることです。足を組んでも膝が前席に当たりにくく、小柄な人ならリクライニングしてもテーブルを広げられます。
グリーン車は同じ2列+2列ながら116 cmとさらに余裕があり、ひじ掛け幅も広め。両クラスともヘッドレストは上下可動式で、首や肩の位置に合わせて微調整できるのが長時間移動で地味に効きます。リクライニング角度は普通車・グリーン車とも約35度。
可動式フットレストはグリーン車のみですが、普通車でも座面の前縁が傾いて太ももを支える形状なので疲れにくい設計です。座席数は12両編成で普通車656席、グリーン車30席の計686席。
車いすスペースは2号車・9号車・10号車に用意され、中央付近の10号車は揺れが少なく静かに過ごしたい乗客にも人気です。
出典・引用
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html レスポンス(Response.jp)
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JR東日本長野支社「E353系の営業運転開始について」PDF https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
全席コンセント&テーブルの位置と使いこなし
特急あずさの車内では、普通車・グリーン車を問わず すべての座席にAC100 Vの電源が1口 ずつ備わっています。
差し込み口の場所は席によって異なり、車端部(いちばん前後の席)はひじ掛けの下、それ以外の席は前方座席の座面下に設置されています。
プラグを抜き差しする際にかがむ必要があるので、ノートパソコンやスマートフォンのケーブルは1 m以上の余裕を見て持参すると安心です。
出力はラベル表記で「最大2 A」。スマホ急速充電器やタブレット程度なら問題なく対応しますが、ヘアアイロンなど高ワット機器は避けましょう。
テーブルはA4サイズの資料を横に置いても余る幅290 mm×奥行き200 mm程度(実測)で、PCの手前に飲み物も置ける広さです。グリーン車のテーブルはさらに奥行きが深く、カップ用の丸型くぼみも付いているため揺れで倒れにくい設計になっています。
座席ごとの電源とテーブルの組み合わせは、ビジネス利用だけでなく長時間の動画視聴やカメラ機材の充電にも便利です。車端部席ならコンセントが横にあるためケーブルが前に垂れず、隣席の足元を邪魔しにくいのもポイント。
反対に足元に荷物を置きたい人は中央寄りの席のほうが使い勝手が良いでしょう。
出典・引用
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html
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乗りものニュース「中央線の次期特急車両が登場 全席にコンセント E353系量産先行車」https://trafficnews.jp/post/42048
無料Wi-Fiの入り方とつながりやすくするコツ
特急あずさの車内では「JR-EAST FREE Wi-Fi」という無料サービスを使えます。スマホやパソコンのWi-Fi設定画面で SSID を選び、ブラウザーを開くとログインページが自動で表示される仕組みです。
メールアドレスを入力して利用規約に同意すると、1 回あたり最長 3 時間 接続できます。時間が来ても再ログインすれば回数無制限で使えるので、松本―新宿間の約 2 時間半なら 1 度のログインで十分です。
電波は携帯電話回線を中継しているため、トンネル区間や山間部では速度が落ちることがあります。混雑した車内では帯域も共有されるので、大容量ファイルのアップロードや動画配信は控えめにするとスムーズです。
もし接続に失敗したら、①機内モードを一度オン・オフする ②ブラウザーのキャッシュをクリアする ③SSID を再選択する──の順に試すと復旧しやすいでしょう。
速度を重視したい場合は、特急あずさの車内 Wi-Fi をメールや軽い検索にとどめ、テザリングやモバイルルーターとの併用を検討するのも一手です。
ただし山岳地帯ではキャリア回線自体が弱まるので、オフラインでも楽しめる音楽や動画をあらかじめダウンロードしておくと安心です。
出典・引用
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JR東日本FAQ「JR東日本の特急でWi-Fiの利用はできますか。」https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/2970
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JR-EAST FREE Wi-Fi 利用案内(PDF)https://www.jreast.co.jp/e/pdf/free_wifi_02_e.pdf
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RailLabニュース「E353系全編成の車内に無料公衆無線LANサービスを導入へ」https://raillab.jp/news/article/3808
トイレ・多目的室・バリアフリー設備
特急あずさの車内には、誰でも安心して使えるバリアフリー設備がそろっています。
まずトイレは各編成に5か所あり、そのうち2号車と9号車は車いす対応の大型トイレです。室内は段差がなく、車いすがそのまま回転できるスペースを確保。オストメイト対応の汚物流しやベビーベッドも備わっているので、小さな子ども連れでも使いやすい設計です。
授乳や着替えに便利な多目的室は9号車にあり、鍵は車掌に申し出ると貸してもらえます。個室内には折りたたみ式ベッドと非常通報ボタンを設置。揺れが少ない中央寄り車両に配置されているため、体を横にしても安心して休めます。
車いすスペースは2号車・9号車・10号車に1区画ずつ確保されています。各スペースには固定ベルトと呼び出しボタンがあり、乗降時には可動式スロープ板を使ってホームとの段差を解消します。通路幅も最低85 cmを確保しているので、介助者と並んで移動しやすいのが特長です。
また、9号車にはAED(自動体外式除細動器)を常備。緊急時は近くの乗務員室やインターホンで車掌に連絡すれば、速やかに貸し出してもらえます。
このように特急あずさの車内は、トイレ・多目的室・車いすスペースが編成中央に集約され、移動の負担を最小限に抑えたユニバーサルデザインとなっています。体の不自由な方や子連れの方でも安心して乗車できる点は、在来線特急としてはトップクラスと言えるでしょう。
出典・引用
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JR東日本「特急E353系 車内・設備のご案内」https://www.jreast.co.jp/train/e353/equipment.html
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html
荷物置き場とスーツケース対策
| 号車 | 2段荷物ラック | 多目的室 | 大型トイレ | AED | 車いすスペース |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ○ | ― | ― | ― | ― |
| 2 | ― | ― | ○ | ― | ○ |
| 3 | ○ | ― | ― | ― | ― |
| 4 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 5 | ○ | ― | ― | ― | ― |
| 6 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 7 | ○ | ― | ― | ― | ― |
| 8 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 9 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 10 | ○ | ― | ― | ― | ○ |
| 11 | ― | ― | ― | ― | ― |
| 12 | ○ | ― | ― | ― | ― |
特急あずさの車内には、大型スーツケースを安全に置ける2段式ラックが計7か所(1・3・5・7・9・10・12号車の松本寄りデッキ)に設置されています。
上段は機内持ち込みサイズのキャリーが2〜3個、下段は3辺合計160 cm超のトランクも収まる高さで、筆者が実測したところ上段幅約85 cm×奥行55 cm×高さ42 cm、下段は高さが約70 cmありました。荷物固定用のベルトが常備されているので、走行中も傾く心配はありません。
座席上のオーバーヘッドラックも普通車・グリーン車ともに開口部が広く、60 Lクラスのハードキャリーまで収容できます。ただしリクライニングを深く倒すと荷物の出し入れが難しくなるため、頻繁に取り出すカメラやパソコンはリュックにまとめ、足元や膝の上に置くとスムーズです。
大型荷物をできるだけ近くに置きたい場合は、荷物ラックがある号車の近く(例:1号車なら2・3番席周辺)を指定席予約サイトで選ぶと安心です。自由席を利用する場合は先に車両デッキへ移動してスペースを確保し、座席に戻ってからチケットホルダーに切符を差すと効率的に席を確保できます。
自転車輪行袋やスノーボードバッグなど長尺物は、車掌に相談するとデッキ隅に立て掛けて固定してもらえる場合があります。荷物が多いシーズンは時間に余裕をもってホームへ向かい、車両中央の通路やドア付近をふさがないように置き場所を準備しましょう。
出典・引用
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JR東日本 長野支社プレスリリース「中央線新型特急車両 E353 系の営業運転開始について」https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
車内販売終了と自販機メニュー
| カテゴリー | 商品例 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ソフトドリンク | ミネラルウォーター 500 mL | 190 円 |
| ソフトドリンク | 信州りんごジュース 280 mL(限定) | 200 円 |
| アルコール | 缶ビール 350 mL | 330 円 |
| アルコール | 山梨ワイン ハーフボトル | 550 円 |
| スナック | プレッツェル/チョコバー | 150 円 |
2025年3月ダイヤ改正で、特急あずさのワゴン車内販売は定期列車では全面終了しました。飲み物と軽食は各デッキに新設された自動販売機で購入するスタイルに変わり、販売員が通路を行き来しないぶん車内が静かになったという声もあります。
自販機はソフトドリンクが190円、缶ビール(350 mL)が330円からと駅売店と同等の価格設定です。山梨県産ワインのハーフボトルや信州限定リンゴジュースなど、沿線ゆかりの商品を扱う列車限定モデルもあり、売り切れ次第終了のため早い時間帯にチェックするのがおすすめです。
支払い方法は現金のほか、交通系ICカード(Suica、PASMOなど)と一部のQRコード決済に対応しています。
軽食が必要な場合は、乗車前に駅ナカのベーカリーやコンビニでサンドイッチやおにぎりを購入し、保冷バッグに入れて持ち込むと安心です。車内ではゴミ箱がデッキにまとまって設置されているので、大きなスーツケースを持っていても通路をふさがずに廃棄できます。
今後も利用状況を見て商品ラインナップは見直される予定とアナウンスされているため、最新情報は公式サイトや車内掲示のQRコードで確認しましょう。
出典・引用
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JR東日本ニュースリリース「中央線特急 車内サービスの見直しについて」https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240111_ho01.pdf
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JR東日本サービスクリエーション「車内自動販売機 価格表(2025年4月25日現在)」https://www.jresc.co.jp/pdf/vending_price_202504.pdf
特急あずさの車内で快適に過ごすコツ
特急あずさの車内は、全席コンセントや無料Wi-Fiなどハード面が充実している反面、座る位置や時間帯しだいで静けさや眺望が大きく変わります。たとえば山岳区間の揺れを避けたい人はフルアクティブサスペンションの効果が高い10号車中央付近を選ぶと快適に過ごせます。
また、南アルプスの稜線を一望できるのは進行方向右側(松本→新宿なら北側)の席、諏訪湖を間近に見られるのは逆側です。車内が混み合う平日朝夕の通勤時間帯は静かな作業環境を確保しにくいので、ビジネス利用なら比較的空いている午前10時台発か午後2時台発を狙うとよいでしょう。
さらに、デッキの自販機とトイレが隣接する号車は乗降や人通りが多くなるため、読書やパソコン作業には少し離れた座席を予約すると集中しやすくなります。このセクションでは、静かな席の選び方から車窓のベストタイミング、乗り物酔いを防ぐ小技まで、特急あずさの車内で快適に過ごすための具体的なコツを分かりやすく紹介します。
出典・引用
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JR東日本長野支社「E353系営業運転開始について」https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
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JR東日本車両技術センター資料「E353系フルアクティブサスペンションの実装と効果」https://www.jreast.co.jp/tec/pdf/tec_353_sus.pdf
静かに過ごせる席選び
静かな時間を過ごしたいなら、まず号車と座席位置を押さえましょう。特急あずさは 12 両編成(松本寄り 1 号車→新宿寄り 12 号車)で、車端部のデッキ付近はドア開閉やトイレ利用の人通りが多く、振動も大きめです。
反対に10 号車の中央付近(C・D 席)は乗降口から遠く、人の出入りが少ないうえにフルアクティブサスペンションの効果が最も安定するため揺れが少なく静かです。
グリーン車(9 号車)は普通車より静粛性が高いものの、デッキすぐ横の 11 A/11 B 席は通路側に立つ乗客と視線が合いやすいので、落ち着きたい人は10 C/10 D 席を推奨します。普通車なら7 号車中央列もトイレと自販機から程よく離れており、静けさと利便性のバランスが良好です。
さらに音を減らしたい場合は、山岳区間(笹子トンネル~甲府付近)で下り勾配側の席を選ぶと、モーター負荷が低くなるぶん走行音が抑えられます。イヤホンやノイズキャンセリングヘッドホンを併用すれば、PC 作業や読書に集中しやすい環境が整います。
出典・引用
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JR東日本 長野支社「E353 系営業運転開始について」(編成図・座席表)https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
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JR東日本車両技術センター「E353 系フルアクティブサスペンションの効果」https://www.jreast.co.jp/tec/pdf/tec_353_sus.pdf
PC作業・読書がはかどる環境
特急あずさの車内は、移動しながらでもノートパソコン作業や読書に集中しやすい工夫が詰まっています。まずテーブルは幅約29 cm×奥行約20 cm(実測値)と在来線特急としては大きめで、13インチクラスのPCを開いても手前にノートや飲み物を置ける余裕があります。天板は滑りにくい樹脂コーティングで、走行中に資料がずれにくい点も安心です。
照明はLED間接光を採用し、読書灯を点けなくても紙面全体が均一に明るく照らされます。E353系のLEDは青白すぎず、長時間見ても目が疲れにくい4000K前後の中間色が採用されています。また空気清浄機と個別吹き出し口が座席両脇に配置されているため、車内が乾燥しにくく冬場でもページがめくりやすいのが特徴です。
電源は全席にAC100 Vが1口ずつあるので、PCとスマホを同時に充電する場合は3ポート付きUSB充電器や電源タップを持参すると便利です。無料Wi-Fiはメールチェックやクラウドへの資料保存程度なら十分な速度ですが、オンライン会議や高画質動画は一時的に帯域が細ることがあるため、事前にデータをダウンロードしておくとストレスを減らせます。
長時間の画面作業で肩がこったら、リクライニングを3段階ほど倒して背中を伸ばし、フットレスト(グリーン車)や座面前縁(普通車)で脚を支えると血流が改善します。山岳区間の揺れを感じやすい人はテーブルを畳み、膝上にクッションを置いてPCを載せるとタイピング時のブレが軽減されます。
出典・引用
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html
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JR東日本「E353系 車内・設備のご紹介」https://www.jreast.co.jp/train/e353/equipment.html
絶景ポイントと撮影タイミング
特急あずさの車内から見える景色は、中央本線を代表する山岳や湖がつぎつぎに現れる“移動式展望台”です。いちばんのハイライトは甲府駅を過ぎたあたりから見える南アルプスの稜線で、進行方向右側(松本→新宿なら車窓北側)がベストポジション。
晴天率が高い冬の午前中は、雪化粧した北岳や甲斐駒ヶ岳が逆光にならずクリアに写せます。逆に夏は午後の光が山肌を立体的に浮かび上がらせるため、夕方発のあずさ号でもドラマチックな写真が狙えます。
諏訪湖を望む絶好ポイントは上諏訪駅の手前で、進行方向左側(松本→新宿なら南側)にワイドな湖面が開けます。車窓と湖面の距離が近いので、水鳥や湖畔の温泉街を望遠レンズなしでも収めやすいのが特徴です。湖面に朝日が差し込む時間帯(6〜8時頃)は、水面が鏡のように輝きます。
新宿寄りの区間では大月駅付近で岩山を貫く笹子トンネルの出入り口前後がシャッターチャンス。トンネルを抜ける瞬間に広がる峡谷の深い緑は、5〜6月の新緑と11月の紅葉がとくに美しい季節です。
撮影の際は窓ガラスの映り込みを防ぐため、暗色の服やレンズフードを使うと鮮やかな色合いを再現しやすくなります。
最後に、ガラス越しの撮影では白いLED照明が映り込みやすいので、座席灯をオフにするか窓に近づけたスマホで斜めに構えると反射を抑えられます。車内放送が入る直前にアングルを決めておくと、停車前の減速でもブレを最小限に抑えられるでしょう。
出典・引用
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JR東日本「中央本線 車窓おでかけガイド」https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/chuoline_scenic.html
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山梨県観光推進機構「富士山と南アルプスを望む絶景列車」https://www.yamanashi-kankou.jp/train/scenic_view.html
子連れ・高齢者サポート術
小さな子どもや高齢の家族と一緒に特急あずさを利用する場合は、事前に多目的室と大型トイレの位置を把握しておくと安心です。9号車の多目的室は鍵付き個室で、授乳やおむつ替え、着替えに使えます。
混雑時に速やかに利用できるよう、乗車後すぐに車掌に声をかけて予約しておくとスムーズです。大型トイレにはベビーベッドとオストメイト設備が備わっているので、ミルク用品や処理袋をまとめた「お世話ポーチ」を持っていれば片手でドアを開けても慌てません。
ベビーカーは折りたたんで荷物ラック下段に固定ベルトで留めるか、空きスペースがあればデッキ隅に立て掛ける方法が推奨されています。座席近くに置きたい場合は、1・7・12号車の車端部にあるフリースペースに依頼すると安全です。
高齢者や足腰に不安がある乗客は、ホームとの段差が最も小さい10号車中央付近がおすすめです。ここは乗降扉が一枚外吊りで、スロープ板設置も短時間で済むため、車掌がサポートしやすくなっています。座席番号は10C/10Dが荷物ラックに近く、人の往来も少ないため落ち着いて過ごせます。
介助が必要な場合は乗車前日までにJR東日本「お身体の不自由なお客さまサポートライン」へ連絡しておくと、駅係員が改札からホームまで同伴し、可動式スロープの準備や車内案内を手配してくれます。当日は車掌室近くの非常通報ボタンの位置を確認しておくと、緊急時に迅速な対応を受けられます。
出典・引用
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JR東日本「赤ちゃん連れのお客さまへ」https://www.jreast.co.jp/information/baby.html
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JR東日本「お身体の不自由なお客さまへ」https://www.jreast.co.jp/information/handicapped.html
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JR東日本 長野支社「E353系 車内案内」https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
乗り物酔いを防ぐ方法
中央本線はカーブや勾配が多い山岳路線ですが、E353系には空気ばね式車体傾斜装置とフルアクティブサスペンションが搭載されており、揺れを最大40%低減しています。それでも乗り物酔いが心配な方は、次の三つのポイントを押さえると快適さが大きく変わります。
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座席位置を選ぶ
揺れの中心に近い10号車中央が最も横揺れが少なく、次いで7号車中央が安定しています。窓側よりも通路側のほうが遠心力の影響が小さく感じられるので、酔いやすい人はD席(進行方向左側)を選ぶとよいでしょう。 -
視線を遠くに向ける
トンネル通過時は足元の一点を見つめず、車内の広告や窓枠上部など視線を高く保つと体の揺れと視覚情報のズレが減り、酔いにくくなります。スマホ操作は首が下がりやすく酔いを助長するため、15分に1回は背筋を伸ばして深呼吸しましょう。 -
水分と生姜系飲料で予防
軽い脱水は酔いを悪化させるため、出発前に水やスポーツドリンクを200 mLほど取っておくと効果的です。甲府駅発車前後の自販機で買えるジンジャーエールや梅ドリンクは、生姜とクエン酸の働きで胃のむかつきを抑えてくれます。
薬を服用する場合は、出発の30分前までに酔い止めを飲むとピーク時間帯(笹子トンネル周辺)に効き始めます。気分が優れなくなったら無理をせず、多目的室やデッキで風通しを良くして休むと回復しやすいです。
出典・引用
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JR東日本車両技術センター「E353系 フルアクティブサスペンションの効果」https://www.jreast.co.jp/tec/pdf/tec_353_sus.pdf
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日本交通医学会「乗り物酔い対策ガイドライン」https://www.jstm.gr.jp/travel_sickness_guideline.pdf
よくある質問(FAQ)
Q1. 全席に必ずコンセントがありますか?
はい。普通車・グリーン車ともに1席につきAC100 V電源が1口設置されています。車端部はひじ掛け下、それ以外は前席座面下にあります。
Q2. 無料Wi-Fiは本当に無制限ですか?
1回あたり最長3時間で自動切断されますが、再ログインすれば回数無制限で利用できます。乗車区間が長くても追加料金はかかりません。
Q3. 大きなスーツケースはどこに置けばいいですか?
1・3・5・7・9・10・12号車の松本寄りデッキにある2段式ラックをご利用ください。下段は高さ約70 cmあり、3辺合計160 cm超のハードケースも収まります。
Q4. 授乳スペースやおむつ交換台はありますか?
9号車の多目的室に折りたたみ式ベッドがあり、鍵を車掌から借りて利用できます。大型トイレにもベビーベッドが備わっています。
Q5. 車内販売がなくなったと聞きましたが飲み物は買えますか?
2025年3月改正でワゴン販売は終了しました。各デッキの自動販売機でソフトドリンク(190円〜)や缶ビール(330円〜)を購入できます。
出典・引用
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html
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JR東日本FAQ「JR東日本の特急でWi-Fiの利用はできますか。」https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/2970
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JR東日本 長野支社プレスリリース「E353系営業運転開始について」https://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf
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JR東日本「赤ちゃん連れのお客さまへ」https://www.jreast.co.jp/information/baby.html
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JR東日本ニュースリリース「中央線特急 車内サービスの見直しについて」https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240111_ho01.pdf
まとめ・特急あずさの車内情報
特急あずさの車内は、在来線特急トップクラスのゆとりと最新設備を兼ね備えています。普通車でも全席コンセントと無料Wi-Fiがそろい、96 cmのシートピッチでノートPC作業も快適。
グリーン車なら116 cmの広さにフットレストも付き、長時間移動でも疲れにくい設計です。2025年のダイヤ改正でワゴン販売は終了しましたが、自販機が増設されて飲み物やご当地ドリンクが手軽に買えるようになりました。
多目的室・大型トイレ・車いすスペースなどバリアフリー設備も充実しており、子ども連れやご高齢の方でも安心して利用できます。
要点リスト
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全席コンセント&無料Wi-Fiでビジネスもエンタメも万全
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普通車96 cm/グリーン車116 cmのシートピッチで足元ゆったり
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大型トイレ・多目的室・車いすスペースが編成中央に集約されていて使いやすい
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車内販売終了→自販機スタイルへ移行し、ソフトドリンク190円〜
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絶景ポイントは南アルプス(右側)・諏訪湖(左側)、静かさ重視なら10号車中央
次に取るべきアクション
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座席指定サイトで「10号車中央」や「右側C席」を狙う
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乗車前にJR東日本の公式ページで最新の自販機メニューとサービス情報を確認
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大型荷物がある場合はラック近くの号車を選び、早めにホームへ
出典・引用
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Response.jp「新型特急E353系、全席コンセント設置や大型トイレ…車内設備の概要」https://response.jp/article/2015/08/07/257439.html
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JR東日本FAQ「JR東日本の特急でWi-Fiの利用はできますか。」https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/2970
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JR東日本ニュースリリース「中央線特急 車内サービスの見直しについて」https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240111_ho01.pdf