スキー場や観光地で見かける「ゴンドラ」「ロープウェイ」「リフト」。どれも高いところを移動する乗り物というイメージはありますが、その違いがはっきり分からない方も多いのではないでしょうか。「スキーゴンドラって何?」「ロープウェイとはどういう意味?」「ケーブルカーとはまた別物?」など、乗り方や仕組みが分からずに少し不安になることもあるかもしれません。
本記事では、ゴンドラとロープウェイ、そしてリフトの違いを分かりやすく解説し、さらにケーブルカーやスキー場での乗り方のポイントも紹介していきます。読めば、「もう迷わない!」と思える知識が身につくはずです。スキー場での移動はもちろん、観光をより楽しむためにも、ぜひ最後までご覧ください。
ゴンドラ・ロープウェイ・リフトの違いが分かる
それぞれの仕組みや特徴をやさしく解説
ケーブルカーとの比較や、ゴンドラの別名など豆知識も紹介
スキー場での乗り方のポイントを押さえて、不安を解消
ガーラ湯沢など有名スキー場の具体例も交えて分かりやすく紹介
ゴンドラ・ロープウェイ・リフトの違いを押さえよう

スキー場や観光地など、山や高低差のある場所でよく利用される索道(さくどう)という乗り物の代表格が「ゴンドラ」「ロープウェイ」「リフト」です。
「索道」とはケーブルやロープを張って、その上を車両が移動する交通手段の総称を指します。いずれも見た目は似通った部分がありますが、実は仕組みや用途に少しずつ違いがあります。
索道に共通する特徴
ワイヤーロープやケーブルを使って移動する
山岳地帯やスキー場など、勾配が急な場所に適している
乗客や荷物を短時間で効率よく高低差のある場所へ運ぶ
これらのなかで、ゴンドラとロープウェイ、リフトはそれぞれ構造や定員、速度、快適性に違いがあります。以下で詳しくみていきましょう。
ゴンドラの特徴と別名・仕組み
まずは「ゴンドラ」についてです。スキー場ではしばしば「ゴンドラリフト」や「キャビンリフト」と呼ばれることもあり、これがゴンドラの別名として挙げられます。「ゴンドラ」は、ロープ上にぶら下がった小型~中型の客室(キャビン)のことを指し、複数人が乗れる完全に密閉された箱型の乗り物をイメージしてください。
ゴンドラの仕組み
循環式 … キャビンがロープ(ワイヤー)に連続的にぶら下がり、駅構内で乗客が乗り降りをしながら、同じルートを循環する方式。
速度調整 … 乗り降りの際には駅構内で自動的に速度が落ちるため、比較的乗りやすい。
箱型の客室 … 屋根や壁があるため風雪を防げる。冬でも暖かく移動できる場合が多い。
ゴンドラのメリット
天候の影響を受けにくい: 雨や雪、風を防ぎやすい
定員が多い: 4~8人、あるいはそれ以上の人数が乗れる
荷物の持ち込みがラク: スノーボードやスキー板も一緒に運びやすい
ゴンドラのデメリット
混雑時に待ち時間が長くなる: スキー場の繁忙期は行列ができやすい
停電や運行停止時の待機が長引く可能性: 万が一、途中で止まってしまうと降車まで時間がかかる
スキー場ではこのゴンドラを最上部まで利用することが多いですが、観光用としても山岳や遊園地など、景観を楽しむために設置されている場所があります。
ロープウェイの特徴と「ロープウェイとはどういう意味?」

「ロープウェイ」とは、太いワイヤーロープで吊り上げた大型のキャビンを、駅間を往復させる方式の乗り物を指します。ゴンドラとよく似ていますが、運行形態や規模に違いがあるのが特徴です。
ロープウェイの仕組み
往復式 … 基本的に2台(またはそれ以上)の大型キャビンが対になって、上下を往復する(片方が上がると、もう片方が下がる)。
搬器が大きい … 30~100人以上が乗れる大容量のキャビンが多い。
速度がやや速い … 大きなキャビンで多くの人を一気に運べるため、輸送力が高い。
ロープウェイのメリット
大量輸送が可能: 一度に多くの乗客を運べる
景観を楽しみやすい: キャビン内部が広く、大型の窓もある
片道の所要時間が短い: 定員数が大きいため、混雑時でも比較的スムーズ
ロープウェイのデメリット
発着のタイミングが限られる: 往復式のため、ゴンドラのように常に動いているわけではなく、出発タイミングが決まっている
風が強いと運休になる可能性: 大きく揺れてしまうため、強風には弱い場合がある
観光スポットや山岳リゾートではロープウェイを導入しているケースが多く、「絶景を見下ろせる」として人気のアクティビティです。
リフトの特徴と安全に乗るコツ
スキー場でおなじみなのが「リフト」です。椅子のような形状の座席に腰掛け、足をぶらぶらさせながら移動できるタイプがよく見られます。背もたれや安全バーはあるものの、ゴンドラのように囲いはないのが大きな違いです。
リフトの仕組み
循環式 … ベルトコンベアのようにずっと動いており、乗り場でスピードを少し落としながら移動するイスに座る。
屋根なし/屋根付き … リフトの種類によっては、風よけのカバー付きのもの(フード付きリフト)もあるが、基本的に開放感がある。
2人掛け~6人掛け … スキー場の規模によってさまざま。多人数乗りリフトも近年増えている。
リフトのメリット
待ち時間が短い: ゴンドラよりも1人あたりの搭乗時間が短いため、回転率が高い
乗り降りがスムーズ: 長い行列ができにくい
景色を直に感じられる: 開放感があり、雪山の空気を味わえる
リフトのデメリット
天候の影響を受けやすい: 雨・雪・風が直接当たる
初心者には乗り降りがやや難しい: タイミングを合わせて座らなければならないため、スキーやスノーボードに慣れていない人は転倒のリスクがある
防寒対策が必要: 何も遮るものがないので、真冬は相当寒い
安全に乗るコツ
乗車前に足元を確認: 板の向きやストックの位置を整える
安全バーを下ろす: 足ぶらぶらタイプのリフトの場合は、落下を防ぐために必ず安全バーを活用
降車時はすばやく立ち上がる: リフトが止まらずに進むため、もたもたしていると後ろのイスが来てしまい転倒する危険性がある
スキー場では、ゴンドラとリフトを使い分けることで、それぞれのメリットを最大限に活かして滑走を楽しむことができます。
ケーブルカーとの違いは? 仕組みや用途を比較
「ケーブルカー」は、ゴンドラやロープウェイと混同されがちですが、実はレールの上を走行する車両をケーブル(ワイヤー)で牽引する乗り物です。山の斜面など傾斜のある場所での移動に適しており、下記のような特徴があります。
ケーブルカーの仕組み
車両がレール上を走る: ロープやケーブル自体は車両を引っ張る役目であり、車両には動力がない。
往復式が多い: 山麓駅と山頂駅の間を2台の車両が交互に移動する形式。
急勾配でも安定: レールを走るため横風などに強く、揺れが少ない。
ケーブルカーとゴンドラ・ロープウェイの違い
移動のしかた:
ケーブルカー … レール上を移動
ゴンドラ/ロープウェイ … 空中のロープを移動
車両の構造:
ケーブルカー … 電車に近い造りで車体下部がレールに接地
ゴンドラ/ロープウェイ … ワイヤーにぶら下がって空中を移動
用途:
ケーブルカー … 急斜面やトンネルなど、比較的短距離の上り下りが多い
ゴンドラ/ロープウェイ … 山岳地帯やスキー場、観光名所など空中から景観を楽しむ
観光地では、ケーブルカーとロープウェイ両方を備えている場所もあります。たとえば標高の高い山を2段階で登る時、最初はケーブルカー、次はロープウェイというように使い分けているケースも見受けられます。
スキー場での乗り方と注意点

スキー場では、「ゴンドラ」「リフト」「ロープウェイ」のいずれか、もしくは複数種類が導入されていることが多いです。特に日本国内の大規模スキー場では、ゴンドラとリフトを組み合わせてコース全体を効率よくアクセスできるようにしているケースが主流です。
乗り方のポイント
スキーゴンドラの場合
乗車エリアに入ったら、足元を止めてしっかりゴンドラが来るのを待つ
キャビンのドアが開いたら素早く中へ入り、荷物やスキー板の向きを整える
ドアが自動的に閉まったら、あとは降り場までゆったりと過ごす
リフトの場合
乗り場ではリフトが後ろから迫ってくるので、振り返りつつタイミングを合わせる
座ったらすぐに安全バーを下ろして体勢を安定させる
降り場が近づいたらバーを上げて、降りるタイミングに集中する
ロープウェイの場合
チケットゲートで人数制限や乗車の順番があるので案内に従う
大人数が乗れる分、混雑することがあるので早めに並ぶか空いているタイミングを狙う
発車時間が決まっていることが多いので時間に余裕をもって行動する
注意点
寒さ・風雪への対策: リフトや駅舎の待ち時間も含め、防寒着やグローブ、ゴーグルは必須
ケガの防止: スキー板やスノーボードのビンディングをしっかり固定し、滑らないようにする
混雑時のマナー: 乗り場が混雑している時は周囲に配慮しながらスムーズに進む
スキー場での乗り物に慣れておくと、コースを効率的に回ることができ、より充実した滑走が楽しめます。
ガーラ湯沢を例に見るゴンドラ・ロープウェイの活用
日本を代表するスキーリゾートのひとつ「ガーラ湯沢」では、東京から新幹線でダイレクトアクセスができることでも有名です。ここでは、大型ゴンドラやリフトが整備されており、観光客でもスムーズに利用できます。
ガーラ湯沢でのゴンドラ活用例
ガーラ湯沢駅からゲレンデベースまで移動する際、大型のゴンドラを利用
スキーやスノーボードを装着しなくても乗れるので、初心者や観光客にも安心
展望がよく、雪山の景色をゆったりと楽しめる
ロープウェイやリフトとの連携
ゲレンデ上部へのアクセスには、ゴンドラだけでなくリフトを複数回乗り継ぐことも
コースによってはロープウェイが導入されているスキー場もあり、状況や目的に応じて乗り物を選択できる
ガーラ湯沢のように、ゴンドラを観光要素としても活用するスキー場が増えています。天候が悪くない日は、山頂近くの絶景をゴンドラから楽しむという「非日常体験」も味わえます。
もし詳しく知りたい方は、ガーラ湯沢公式サイト(※外部リンク)を確認すると、運行情報やイベント情報が最新で掲載されています。
まとめ・ゴンドラとロープウェイ、リフトの違い

ゴンドラとロープウェイ、リフトはいずれも“索道”の一種でありながら、運行方式や乗客定員、快適性などにそれぞれ特徴があります。さらに、見た目の構造や目的、運行形態によって「ケーブルカー」とも異なります。
ゴンドラ: 完全に密閉された箱型の客室。スキー板や荷物を持ったまま乗りやすく、天候の影響を受けにくい。
ロープウェイ: 大型のキャビンが往復式で運行。一度に多くの人を運べて、観光や絶景を楽しむ目的にぴったり。
リフト: 開放的な椅子タイプ。回転率が高く、スキー場での移動に便利だが、天候の影響を受けやすい。
ケーブルカー: レールを走る車両をケーブルで牽引。揺れが少なく、斜度のある観光地や神社仏閣でよく見られる。
スキー場での移動手段としては、ゴンドラとリフトが圧倒的に多く採用されています。乗り方の基本を理解しておけば、初心者の方でも安心して利用できるでしょう。観光やレジャーで訪れた時も、それぞれの乗り物の特性を知ることで、不安なくアクティビティを楽しむことができます。
ぜひ本記事の情報を参考に、スキー場や観光地での移動を快適に楽しんでみてくださいね。





