新幹線での出張や旅行の座席予約画面で「ABCDEって何?」と迷った経験はありませんか。
窓側や通路側は知っていても、中央 B席の広さや富士山が見えるのはどの席か──細かな違いは案外知られていません。
そこで30年乗車してきた筆者が、JR公式シートマップと最新車両データを徹底検証。新幹線のABCDE座席を目的別に選ぶコツをやさしく解説します。
この記事を読めば、30秒で自分に最適な席を判断し、スムーズに予約できるようになります。
ABCDE座席の並びと意味がすぐ分かる
A席とE席、景色や静かさを徹底比較
幅が広いB席の意外なメリットが理解できる
疲れない席の選び方と予約のコツが分かる
新幹線のABCDE座席の基本

普通車の標準配置は、通路を挟んで 3席 + 2席 の5席並びです。窓側から
A B C|D E の順にアルファベットが付き、並びはどの列車でも共通です。
E席(2席側の窓)=山側
東海道新幹線は線路の南(海側)を太平洋に、北(山側)を富士山に向けて走ります。
そのため 上り・下りを問わず E列を選べば富士山が見える と JR東海公式観光サイトでも案内しています。窓を遮る柱が少なく、写真を撮りやすいのも利点です。
A席(3席側の窓)=海側
逆側の A席は相模湾や浜名湖など海景色を楽しむのに適しています。静岡~掛川間では線路が南北に振れるため「左富士」が見える区間もありますが、見える時間は短めです。
B・C・D席
B席は幅が 20 mm 広く、隣が2人掛け側で圧迫感が少ないのが特徴。C・D席は通路側で乗降が楽なので、短距離出張や頻繁に席を立つ人に向いています。
事前に JR各社のシートマップPDF をスマートフォンに保存しておくと、トイレや大型荷物スペースの位置まで一目で確認でき、券売機やネット予約で迷わず席を指定できます。
出典
JR東海「座席配置・車内設備(N700S)」 https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html
JR東海公式観光サイト「富士山に行くなら新幹線がおすすめ!」(上り・下りとも E列推奨) https://recommend.jr-central.co.jp/shizuoka-tabi/articles/01/
ABCDE座席の並びと意味

新幹線の普通車(自由席・指定席共通)は、車内通路を境に「3席+2席」の5席編成です。
窓側から A B C|D E とアルファベットが順に振られ、どの系列でも基本配置は変わりません。
ここでは各レターが示す“意味”と、座る前に知っておきたい特徴を整理します。
| レター | 位置と特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| A席 | 3席側の窓。線路の南側(海側)が多い東海道区間では海景色が中心。隣席が2つあるぶんプライベート感はやや低め。 | 車窓を眺めたい海派/2人以上のグループで並びたい人 |
| B席 | 3席側の中央。幅が 460 mm と他席より約20 mm広く設計(N700系)されていることが多い。両隣に人が座るため敬遠されがちだが、実は肩まわりはゆとりあり。 | 体格が大きい/取れる席が限られている混雑期 |
| C席 | 3席側の通路。乗降がしやすく、通路を挟んだ向かいに荷物を置きやすい。 | 短距離出張で頻繁に席を立つ人 |
| D席 | 2席側の通路。隣が1人だけなので圧迫感が少なく、ビジネス利用者に人気。 | PC作業や読書を快適にこなしたい人 |
| E席 | 2席側の窓=山側。東海道では上り・下りを問わず富士山ビューが狙える定番席。隣が1人だけで落ち着く。 | 絶景を写真に収めたい/静かに過ごしたい |
レターは「単なる目印」、頭文字の略ではない
航空機の A・B・C と同様、アルファベットはあくまで座席番号の一部で、“A=窓(Window)” のような正式な略語ではありません。JR各社は車両ごとに連番を付けるため、アルファベットは世界共通で分かりやすい記号として採用されています。
上下方向で景色の左右が反転する
東海道・山陽新幹線は線路の南側に太平洋、北側に山並みがあります。そのため海景色を楽しむなら A席、富士山を狙うなら E席 が定番。
北陸・東北新幹線でも基本は同じ並びですが、進行方向が変わる直通列車では下車区間によって左右の景色が入れ替わるため、長距離乗車時は途中で席を変えるのも一案です。
ポイント
座席選びで迷ったら「窓or通路」「隣席数」を基準にすると失敗しません。
B席は“中央=不人気”のイメージとは裏腹に、他席より広いゆとりが隠れメリット。
出典
JR東海「座席配置・車内設備(N700系)」 JR東海鉄道
鉄道コム「新幹線普通席の真ん中は『不人気席』だけど……その知られざる恩恵とは?」 tetsudo.com
進行方向と窓側のA席・E席

東海道・山陽新幹線の線路は、ほぼ全区間で北側に山並み、南側に海や市街地が広がります。
このため E席(2席側の窓=山側) は上り(博多→東京)・下り(東京→博多)のどちらを走っていても富士山、伊吹山、浜名湖など代表的な車窓を楽しめる“絶景指定席”です。
一方、A席(3席側の窓=海側) は相模湾や駿河湾の海景色を望めるほか、混雑が少ない列車では隣の B席が空く確率が高く、ゆったり座れる穴場という利点があります。
進行方向で景色がどう変わる?
下り列車(東京→新大阪・博多)
右手=山側(E席)、左手=海側(A席)。静岡県の富士川橋梁付近で富士山が最も大きく見えるタイミングは、東京から約40分後です。上り列車(博多・新大阪→東京)
左手=山側(E席)、右手=海側(A席)に切り替わります。それでも富士山は E席側なので、席を取り直す必要はありません。
座席予約時のチェックポイント
富士山を確実に撮りたいなら E席
晴天率が高い冬季は午前中の光線状態がベスト。日差しが気になる夏場は A席が涼しい
午後に西日が差し込むと E席側は暑くなりがち。北陸・東北新幹線は進行方向が途中で変わる列車がある
例:東北新幹線「やまびこ」は仙台駅で方向転換しない。景色重視なら始発駅からの向きに合わせて選びましょう。
覚えておくと便利
予約サイト「スマートEX」は座席表を拡大表示できるので、E席の並びを確認しながらクリックすると失敗がありません。
山側・海側の違いはグリーン車・グランクラスでも同じ。アルファベットの配置は全車両共通です。
出典
JR東海公式観光サイト「富士山に行くなら新幹線がおすすめ! 見える座席や所要時間は?」 https://recommend.jr-central.co.jp/shizuoka-tabi/articles/01/
JR東海「座席配置・車内設備(N700系)」 https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/detail_01_01/seat.html
通路側 C・D席の便利さ

トイレや売店へ立つ機会が多い人には、C 席(3席側通路) と D 席(2席側通路) が最も使い勝手の良いポジションです。
隣席の了承を得ずに通路へ出られるため、混雑した列車でも気兼ねなく移動できます。
とくに D 席 は隣が1人だけなので肘掛を確保しやすく、ビジネスバッグを足元に置いても圧迫感が少ない点が魅力です。
| 特徴 | C 席 | D 席 |
|---|---|---|
| 乗り降りのしやすさ | ◎ 通路直結でスムーズ | ◎ 隣が1人だけでさらに楽 |
| 荷物の扱い | リュックやノート PC を頭上棚に上げ下ろししやすい | 同左+足元にゆとり |
| 静かさ/通路側の安心感 | 出入りのタイミングを自分で調整できる | 肘掛を確保しやすく作業向き |
| 向いている利用者 | 小さな子ども連れ・頻繁に席を立つ旅行者 | PC 作業や読書に集中したい人 |
S Work 車両でさらに快適
東海道・山陽新幹線の 16 両編成 7 号車は、JR 東海が 「S Work 車両」 として指定しています。
ノート PC の打鍵音やオンライン会議が許容される車両で、座席配列は通常の 3+2(A〜E)ですが、ビジネス客が多いため周囲とリズムが合いやすく、通路側の C・D 席なら出入りも格段にスムーズです。
ワンポイント
・ピーク時間帯はトイレ前に行列ができがちですが、通路側なら列の長さを確認してタイミング良く移動できます。
・3席側の C 席 は窓際と比べて通路へ一歩踏み出しやすいぶん、体をひねる動作が少なく済むと感じる利用者もいます。
出典
JR 東海「S Work 車両」公式ページ https://railway.jr-central.co.jp/s_work/
JR 東海「N700S 座席配置・車内設備」 https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html
乗りものニュース「東海道新幹線の座席“海側”“山側”“通路側”どう選ぶ?」 https://trafficnews.jp/post/134202
公式シートマップを活用しよう

JR 各社が公開している シートマップ(座席表)PDF には、座席の並びだけでなくトイレ・多目的室・コンセント・大型荷物スペースまで図示されています。
乗車前にスマートフォンへ保存しておくと、券売機やネット予約で迷わず席を指定できます。
JR 東海 N700S/N700A(東海道・山陽)
公式ページ「座席配置・車内設備」から PDF をダウンロード
https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html号車番号とアルファベット(A~E)を確認し、トイレや喫煙ルームの位置もチェック。
JR 東日本 E7 系・E5 系(北陸・東北・北海道)
公式ページ「車両紹介」→「座席表 PDF」
https://www.jreast.co.jp/train/shinkan/e7.html普通車・グリーン車・グランクラスで設備が異なるので、利用クラスごとに確認しましょう。
大型荷物スペース付き座席の探し方
東海道・山陽新幹線では、最後部座席の背面に スーツケースアイコン が付いた号車が対象です(号車は編成タイプにより異なる)。必ずシートマップ PDF で該当号車を確認してください。
座席は事前予約が必須。スマート EX なら「荷物スペース付き座席」を選ぶと確実です。
詳細ルールは JR 東海の公式案内ページで随時更新されるため、最新情報を確認してください。
https://global.jr-central.co.jp/en/info/oversized-baggage/
オフラインでも安心
PDF は一度保存すれば圏外でも閲覧可能。地下ホームや山間部の小駅でもすぐ確認できます。
車両変更や増結が発生した場合は駅係員が最新版を掲示するので、現地で照合すればさらに安心です。
ポイント
早朝や深夜の列車では清掃で一部トイレが使用できないことがあります。シートマップで「最寄りトイレ」を把握しておくと慌てません。
コンセント位置は車種やリニューアル状況で異なるため、充電が必須なら PDF 内のコンセントアイコンを必ず確認しましょう。
出典
JR 東海「座席配置・車内設備(N700S)」https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html
JR 東日本「E7 系 かがやき/はくたか/あさま」https://www.jreast.co.jp/train/shinkan/e7.html
JR 東海「Reservations for Seats with an Oversized Baggage Area」https://global.jr-central.co.jp/en/info/oversized-baggage/
シーン別・最適な座席の早見表

「窓か通路か」「景色か作業か」――新幹線のABCDE座席を迷わず選ぶには、目的別に席を決める早見表が便利です。
下の表は ①同行者の有無 ②乗車時間 ③荷物の大きさ の3条件から最適席を示したもの。券売機やスマート EX で号車と席番を入力する前に、この表で方向性を決めておけば30秒で予約が終わります。
| シーン | 条件 | ベスト席 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 景色を満喫したい | ・写真を撮る/富士山を見たい | E席 | 山側窓で視界が広い。上り下り共通で富士山側 |
| 海を眺めたい | ・海景色派 ・午後便で西日を避けたい | A席 | 海側窓。午後でも直射日光が少なめ |
| 一人で静かに作業 | ・PC利用 ・通話無し | D席 | 通路側で出入り自由。隣が1人だけで肘掛を確保しやすい |
| 大柄で肩幅が気になる | ・長時間乗車 | B席 | 鉄道コム実測で他席より約20 mm広いとの報告 |
| 子ども連れ・頻繁に席を立つ | ・トイレが近い ・荷物が多い | C席 | 通路直結で移動が最短距離。向かい側と距離があり安心 |
| 大型スーツケース持ち込み | ・100 L以上の荷物 | 荷物スペース付き最後部E席 | スーツケースアイコン付き座席を事前予約必須 |
早見表を最大限活用するコツ
シートマップと併用する
号車ごとにトイレや多目的室の位置が異なるため、早見表で席種を決めたら PDF で該当号車をチェックしましょう。進行方向を意識する
東海道・山陽では上り下りで山側・海側は変わりませんが、北陸・東北新幹線は途中で進行方向が変わらない直通列車もあります。景色重視なら始発駅からの向きで選ぶのが確実です。繁忙期は“取れる席でベター”を選ぶ
ゴールデンウィークやお盆は希望席が埋まりやすいので、次善策として「通路側なら乗降が楽」「窓側ならコンセントが近い」など優先順位を柔軟に切り替えると快適に過ごせます。
この早見表+公式シートマップの合わせ技で、あなたの目的にぴったりの1席を最短ルートで確保してください。
一人旅におすすめの新幹線のABCDE座席は?

一人で乗るときは、「静かに過ごすか」「頻繁に動くか」「荷物をどう置くか」で理想の席が変わります。まず窓側 E席 は山側で隣も 1 人だけ。読書や動画鑑賞に没頭したい場合、視線が交差せず落ち着けるのが最大のメリットです。
午後の東海道・山陽ルートでは西日が反対側の A席 から差し込むため、日差しを避けたい人にとっても E席は快適といえます。
逆に海側 A席 は景色派に最適。相模湾や浜名湖の眺めをゆったり楽しめるうえ、早朝便なら柔らかな朝日が差し込み旅情が高まります。途中で通路に出る機会が多そうなら、D席 が鉄板。
オンライン会議や資料チェックを許容する JR 東海の S Work 車両(16両編成7号車) でもビジネス客は通路側を好んで座る傾向があり、隣が 1 人だけの D席は肘掛も確保しやすいのが魅力です。
“中央で不人気”と思われがちな B席 にも実は利点があります。交通専門サイトの実測によれば、B席の座面幅は他席より約 20 mm 広い車両があるため、肩幅が気になる体格の大きな人や厚手の上着を着込む冬場にはむしろ快適です。
荷物が多いバックパッカー型なら、頭上棚にすぐ手が届く C席 が便利。もし 100 L 以上のスーツケースを持ち込む場合は、事前予約制の 大型荷物スペース付き最後部 E席 を選べば、荷物を背面に固定できて安心感が増します。
まとめると
静かさ重視 → E席
景色重視 → A席
作業&出入り → D席
肩幅ゆったり → B席
荷物操作重視 → C席 or 荷物スペース付き E席
このように「静けさ・出入り・座面の広さ・荷物置き場」という4軸で考えると、一人旅でも自分仕様のベスト席を妥協なく選べます。
B席のメリットと幅が広い理由

「真ん中=ハズレ席」と思われがちな B席 には、実は一人旅や長距離移動でこそ光る隠れメリットがあります。
最大の特徴は 座面幅のゆとり。交通専門サイト「鉄道コム」が N700 系普通車を実測したところ、B席は両サイド席より 約20 mm広い 460 mm と報告されています。
公式カタログに数値は掲載されませんが、同記事ではメジャー計測写真も示され信憑性が高い情報です。
1. 肩幅・上着の余裕で“疲れにくい”
冬場のコートやリュックのストラップ、あるいは肩幅が広い体型では、肘掛に腕が当たり続けるだけで意外と疲れが溜まります。
B席は左右に 10 mmずつ余裕があるため、肩が自然に落ち着き呼吸が楽。乗車時間が 2 時間を超える東海道・山陽の長距離では、到着後の疲労感に差が出ると感じる利用者が少なくありません。
2. 隣に気配りしやすい“ハブ”ポジション
グループ旅行で座席がばらけた場合でも、B席に座れば 左右どちらとも会話しやすく、窓側の友人に景色のタイミングを知らせたり、通路側と飲み物をシェアしたりと柔軟に動けます。
通路側 D 席の人が立つときは自分も一歩引けば通路が広がり、ちょっとした気配りが相手のストレス軽減につながります。
3. 混雑期でも取りやすい=価格変動リスクゼロ
指定席が混み合う年末年始やゴールデンウィークは、窓側・通路側から埋まります。B席は最後まで残りやすいため、直前予約でも「希望列車に乗れる可能性」が上がるのが実利です。
東海道新幹線の早割商品「EX 早特」などは席種で料金が変わらないため、空席を探し回る時間を短縮できます。
4. 左利きユーザーにとっての“利き腕側肘掛”
3 席側の配置は 窓 A|B|C 通路。左利きの場合、B席では左腕が窓方向へ自然に動かせ、ペットボトルやスマホを持つ手が肘掛を確保しやすいという声もあります。
窓枠にひじを置けばテーブル外でも安定姿勢が取れ、PCを広げなくても書類チェックが意外と快適にこなせます。
注意点と対策
両隣が知らない人だと圧迫感を感じやすいので、音楽やノイズキャンセリングイヤホンを用意すると安心。
リクライニングを倒す際は左右両方へ声がけが必要。スマート EX の予約画面で「B席が取れたら隣も一緒に押さえる」など配慮するとさらに快適です。
出典
鉄道コム「新幹線普通席の真ん中は『不人気席』だけど……その知られざる恩恵とは?」https://www.tetsudo.com/report/326/
疲れない座席のポジション術

長距離移動で「到着後すぐ動ける体」を保つには、座席の位置と乗車中の姿勢の二つを最適化するのが近道です。
東海道・山陽新幹線の N700S 普通車はシートピッチ(前後間隔)が 1,040 mm と在来線特急より余裕がありますが、2時間以上同じ姿勢を続けると血流が滞り疲労物質が蓄積してしまいます。
1. 足を伸ばせるのは「2列目以降の通路側」
最前列(1A〜1E)は壁に当たって足を伸ばせず、手荷物を足元に置けないため姿勢が固まりがちです。
2列目以降の C/D 席なら斜めに足を出して軽いストレッチができ、血行維持に有利。最前列しか空いていない場合は携帯フットレストや着圧ソックスを併用しましょう。
2. リクライニングは“ゆっくり+片側ずつ”
N700S 普通車のリクライニング角は約 31 度(背もたれと座面が連動して沈み込む構造)で、腰に隙間ができにくく長時間でも腰痛を起こしにくい設計です。ただし隣席がいる場合は、片側ずつ確認しながらゆっくり倒すとトラブルを防げます。
3. 45分ごとに立つ—通路側が最強
厚生労働省は静脈血栓症(エコノミークラス症候群)対策として「1時間に1回程度の歩行やストレッチ」を推奨しています。C・D 席なら他人をまたがず立てるので、45 分ごとにデッキへ移動しアキレス腱伸ばしを行うだけで疲労は大幅に軽減されます。
4. コンセント位置を意識して姿勢を崩さない
N700S 普通車は 全席とも肘掛け側にコンセント が設置されています。PC 作業メインなら D 席 でケーブルを通路側に逃がすと足さばきが良く、姿勢が崩れにくくなります。
窓側 A/E 席で作業する場合はケーブルが席内に回り込むため、短い L 字プラグを使うと邪魔になりません。
5. 頭上棚は「取り出す頻度」で使い分け
タブレットやネックピローなど頻繁に使う小物は、窓側でもあえて 足元手荷物スペース に置いて取り出し動作を増やすと血流促進に役立ちます。重いキャリーケースは頭上棚に上げ、足元を確保して膝の角度を広げると腰への負担が減ります。
30秒ストレッチ例(座席でできる)
つま先と踵を交互に 10 回上げ下げ
両肩をゆっくり前後5回ずつ回す
背もたれに背中を押し付け、腹式呼吸を5呼吸
いずれもシートベルトが不要な新幹線だからこそ簡単に行えます。
出典
JR 東海「N700S 座席配置・車内設備」 https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html
乗りものニュース「N700S 普通車の快適性を徹底検証」 https://trafficnews.jp/post/132552
厚生労働省「飛行機・バス等での長時間移動時における留意点(静脈血栓塞栓症予防)」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089684.html
不人気席を快適に使う裏技

「真ん中しか残っていない」「最前列だけ空いている」という状況でも、ちょっとした工夫で乗車時間の快適度は大きく変わります。ここでは指定席の “残り物席” を活かす実践テクニックを紹介します。
1. 最前列(1A〜1E)は“足台”と上棚整理でリラックス
壁で足が伸ばしにくい最前列は、折りたたみフットレストや横向きに置いたリュックを足置きにすると膝角度が広がります。上棚は前方から荷物を出せないため、取り出す頻度が高い本や PC は足元ポケットへまとめて動線を確保しましょう。
2. B席・C席は“左右非対称”の肘掛戦略
3 席側の B席 では通路側 C 席の肘掛を譲り、窓側 A 席との肘掛を確保すると左右のスペース差が均等になります。逆に C席 の場合は通路側の肘掛を独占し、足を半歩通路へ出して軽くストレッチすると圧迫感が軽減されます。
3. 最後列をピンポイントで取る
最後列は背後に人がいないため リクライニングを最大まで倒せる“当たり席”。スマート EX の予約画面では「座席表を見る」を選択すると、号車ごとの空席をビジュアルで確認できます。
シートマップをスクロールし最後列をタップすれば、混雑日でも狙いどおりの席を確保しやすくなります。(出典:スマートEX)
4. 騒音は二重防音でカット
中央席やデッキ近くは人の往来が多く騒がしくなりがちです。低反発イヤープラグ+ノイズキャンセリングヘッドホンの二重使いは航空機でも推奨される方法で、車輪音や通話音を大幅に低減できます。体感上の静寂が得られると疲労度もぐっと下がります。
5. 腰・背中の隙間を埋める携帯クッション
長時間座位で筋緊張を防ぐには、薄型のエアークッション(30×20 cm程度)を腰椎に当てると背中がフィットして血流が改善します。
JR東海の持ち込み手荷物規定では小型クッション類の携帯を禁じていないため(2025年5月現在)、安心して持ち込めます。座面に敷くより背面サポートに使うと姿勢保持効果が高まります。
ポイントまとめ
最前列は足台を活用し“ひざ角度”を確保
B・C は肘掛を譲り合い左右非対称で快適に
シートマップで最後列をタップしリクライニング権を得る
二重防音で周囲の雑音を大幅カット
エアークッションで腰椎をサポートして血流促進
出典
スマート EX「座席表を見る」操作ガイド https://smart-ex.jp/reservation/reserve_smart/sp/
JR 東海「N700S 座席配置・車内設備」 https://railway.jr-central.co.jp/train/shinkansen/n700s/seat.html
A席とE席はどっち:景色・静音性・装備で比較

| 比較ポイント | A席(海側) | E席(山側) |
|---|---|---|
| 眺望 | 相模湾・駿河湾・浜名湖など海景色を満喫できる。冬期の朝は朝焼けが映える。 | 上り・下りを問わず富士山が見える定番席。山並み主体で写真派に人気。 |
| 日差し | 午後は南西から差し込む西日を受けやすい。夏はブラインド必須。 | 午後は直射日光が少なく、PC 画面の映り込みが抑えられる。 |
| 静音性 | 3席側のため、隣席が2人いることが多く会話が聞こえやすい。 | 2席側で隣が1人だけ。視線も交差しにくく静かに過ごしやすい。 |
| コンセント位置(N700S 普通車) | 肘掛け先端に 1 口。窓枠に沿ってケーブルを通せるため足元が乱れにくい。 | 同じく肘掛け先端。窓側壁沿いにケーブルを這わせると足元がすっきり。 |
| おすすめ利用者 | 海好き・早朝列車の朝日を楽しみたい人 | 景色重視の写真派・午後便で PC 作業をしたい人 |
目的で選べばどちらも“当たり席”
写真や絶景派 → E席(富士山+午後でも眩しさ控えめ)
海景色&朝焼け派 → A席(相模湾の水平線が見どころ)
静かに集中したい → 同じ2席側の D/E が有利
いずれも肘掛け電源は共通なので、PC 作業やスマホ充電に差はありません。日差し・眺望・隣席数という3条件を基準に、自分の目的に最適な窓側を選びましょう。
偉い人が座る席はどこ?―ビジネスマナーの席次

ビジネス出張で上司や取引先と同じ車両に乗る場合、「どの席を上座にするか」を判断できるとスマートです。一般的な席次ルールでは――
3人掛け(A B C)なら 窓側Aが上座 → 通路側C → 真ん中B
2人掛け(D E)なら 窓側Eが上座 → 通路側D
と覚えておけばほぼ間違いありません。東洋経済オンラインのマナー解説でも「3人掛けの窓際が上席、通路側が2番、中央が末席」と明示されています。(出典:東洋経済オンライン)
なぜ窓側が上座なのか
出入り口から最も遠い=静かで落ち着く
景色を楽しめる=もてなしの配慮
隣席数が少なくプライベート感が高い
という3点から、乗り物では“最も快適な場所”が上席にあたります。応接室で入口から遠い席が上座になるのと同じ理屈です。
席を譲るときのスマートな流れ
券売機またはスマート EX のシートマップで 窓側⇒通路側 の順にチェックを入れ、上司や顧客を窓側に配置。
自分は隣の通路側に座り、荷物やチケットのサポートがしやすい位置を確保。
車内でドリンクを買う際は通路側の自分が立って購入し、窓側へ手渡すと動線がスムーズ。
注意
相手が写真好きで「富士山が見える席を」とリクエストした場合は、窓際 E 席を優先。
車いす利用者や大型荷物がある場合は、席次より安全性・利便性を優先してください(JR公式ガイドライン)。
窓側を上座と覚えておけば、ビジネスシーンで「どちらにお掛けになりますか?」と聞かれたときも迷いません。
のぞみの指定席で失敗しない3ステップ

東海道・山陽新幹線の最速達列車 「のぞみ」 は N700A・N700S の 16 両編成が基本です。列車本数が多いぶん座席選択のチャンスも多いので、次の3ステップを押さえれば “しまった” を防げます。
1. 号車を決め打ちする
静かさ最優先 → 11・12 号車
自由席車両やデッキ喫煙室を挟まない中程で、子ども連れが比較的少ない。トイレ近接は必須 → 7・8 号車
両デッキに洋式トイレが配置。短区間でも安心して水分補給できる。大型荷物スペース付き → 最後部座席をアイコン確認
スーツケースマークが付いた席のみ事前予約が必要。シートマップ PDF で対象号車を要チェック。
2. 座席タイプを用途別に選ぶ
| 用途 | 推奨席 | 理由 |
|---|---|---|
| PC 作業・オンライン会議 | 7号車 S Work 車両 C/D/E列 | ノート PC 使用・通話可。Wi-Fi 同時接続台数が多い時間帯でも比較的安定。 |
| 静かに仮眠 | E席(11〜13号車) | 山側窓で隣が1人。午後は西日が少なくブラインド要らず。 |
| 富士山を写真に収めたい | E席(東京→名古屋方向) | 下りでも上りでも山側。富士川橋梁通過は東京発約40分後。 |
3. 予約システムの“見落とし”に注意
窓側を選んだつもりが通路側だった
スマート EX・エクスプレス予約は 「座席表を見る」→窓側の灰色枠をタップ まで確認して確定ボタンを押すと取り違えを防げる。キャンセル料がかからないタイミング
きっぷ受取前なら列車発車時刻の4分前まで無料変更可(特定商品を除く)。直前でも席替えしやすい。号車を跨いで座席が離れた
2席以上同時に取る場合は「並び席を優先」をオン。空席が無いときは“窓+通路”の組合せより“通路+通路”の方が発券されやすい傾向がある。
ワンポイント
のぞみは1時間あたり最大 12 本運転されるため、希望席が無ければ 1本後ろの列車 を検索し直すと意外と簡単に窓側が取れることがあります。
出典
JR 東海「Reservations for Seats with an Oversized Baggage Area」https://global.jr-central.co.jp/en/info/oversized-baggage/
JR 東海「S Work 車両」https://railway.jr-central.co.jp/s_work/
JR 東海 観光サイト「富士山が見える座席」https://recommend.jr-central.co.jp/shizuoka-tabi/articles/01/
よくある質問(FAQ)
まとめ・新幹線のABCDE座席

本記事で押さえた7つの要点
ABCDE の基本配置は全国共通 – 窓側 A/E、通路側 C/D、中央 B
景色で選ぶなら E 席が富士山、A 席が海景
通路側 C・D は出入り自由、D は肘掛確保で作業向き
中央 B 席は+20 mm 座面で体格が大きい人に快適
N700S 普通車は全席肘掛コンセント・無料 Wi-Fi 対応
100 L 超のスーツケースは「荷物スペース付き E 席」を事前予約
ビジネスなら S Work 車両(7 号車)+通路側 D 席がベスト
目的別おすすめ早見表
| 目的 | 号車例 | 座席 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 写真・絶景 | 11 号車 | E 席 | 山側で富士山が見え午後も眩しくない |
| 海沿い景色 | 12 号車 | A 席 | 相模湾・駿河湾を一望 |
| 静かに作業 | 7 号車 | D 席 | S Work 車両・通路側で出入り自在 |
| 体格が大きい | 13 号車 | B 席 | 座面+20 mmで肩が楽 |
| 子連れ | 8 号車 | C 席 | トイレ近く&通路直結 |
| 大型荷物 | 最後列 | E 席 | 荷物スペース付き・要予約 |
次に取るべきアクション
公式シートマップ PDF を保存 – 号車設備と荷物スペースを確認。
スマート EX / えきねっとで座席表を開き、上表の席をタップ。
出発当日は 45 分ごとストレッチ+イヤープラグで疲労ゼロ旅へ。
新幹線のABCDE座席は、窓か通路かだけでなく「景色・静音性・荷物・マナー」を基準に選ぶことで快適度が劇的に変わります。この記事を参考に、ご自身の旅の目的に合ったベストシートを 30 秒で予約してみてください。














