新幹線・自由席を攻略しよう!混雑を避けるコツと狙い目の時間帯

新幹線の自由席にお得に快適に乗るための攻略法を徹底解説!「新幹線 自由席」「混雑」「攻略法」をキーワードに、自由席の基本情報から混雑する時間帯・時期、路線別の傾向や混雑を避けるコツ、さらに狙い目の時間帯や快適に過ごすポイントまで詳しく紹介します。自由席で座るためのテクニックや便利な情報も満載です。

  • 新幹線の自由席は「平日の昼間・早朝・夜遅く」が狙い目で、金曜夜や休日午前中などピーク時は避けるべき。

  • 自由席で座るためには、早めにホームに並ぶ、始発駅から乗る、混雑度をリアルタイムで確認するといった工夫が効果的。

  • 出張・観光・帰省など利用シーンごとに自由席と指定席を柔軟に使い分けることで、快適さと経済性の両立が可能になる。

新幹線・自由席の仕組みと基本情報

新幹線の自由席とは、事前に座席指定をしないで乗車できる席のことです。指定席券より料金が安く、同日であればどの列車の自由席にも乗車できる柔軟さが魅力です​。

ただし座席は先着順で、席が埋まっていれば立って移動することになります。まずは自由席の基本的な仕組みや指定席との違いを押さえておきましょう。

  • 自由席の車両番号
    新幹線では列車ごとに自由席が設定された号車があります。たとえば東海道新幹線の最速達列車「のぞみ」は通常1~3号車が自由席です​。一方、「ひかり」や「こだま」では1~5号車が自由席に設定されており、列車によって自由席車両の数が異なります​。自由席が連結されていない「全車指定席」の列車(後述)も存在するため、乗車前にその列車の自由席の有無・号車番号を確認しましょう​。駅の電光掲示板やインターネットの乗換案内で自由席の号車は案内されています。

  • 指定席との料金差
    自由席は指定席に比べて特急料金が割安です。指定席特急券は基本的に「自由席特急券+530円」の料金設定になっており、通常期で約530円の差額があります。ただし繁忙期(多客期)は+200円、最繁忙期は+400円となり、逆に閑散期は-200円の調整が行われます​。例えば通常期に指定席が空いていれば指定席特急券は自由席より530円高いだけですが、年末年始など最繁忙期に東京〜博多間を「のぞみ」の指定席で乗る場合、自由席との差額が最大約1,990円にも達するケースがあります​。一方、自由席特急券には季節加算がないため、繁忙期ほど指定席との差額が大きくなり、おトク度が増すとも言えます。

  • 全車指定席の列車
    東北新幹線「はやぶさ」号や秋田新幹線「こまち」号、山形新幹線「つばさ」号など、一部の新幹線列車には自由席が一切なく全車指定席のものがあります​。例えば東北新幹線の最速達「はやぶさ」「こまち」は自由席が無いため、指定席券がない場合は乗車しても座席に座れずデッキ等に立つ「立席特急券」での利用になります​。北陸新幹線の「かがやき」も全車指定席で自由席は連結されていません​。また、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号も、お盆・年末年始・ゴールデンウィークのピーク期には臨時措置で全車指定席で運行され、自由席特急券では座席に座れません​(※乗車自体は可能ですが、座席は事前予約した乗客のみが利用できます)。このような列車に自由席感覚で乗ってしまうと、空席があっても座れないことがあるため注意が必要です。

  • 自由席利用のポイント
    自由席特急券は乗車当日有効で、指定した列車に縛られず早い時間の列車にも遅い時間の列車にも乗れる柔軟さがあります。同一路線内であれば途中の列車変更も可能なので、旅程が不確定なときや少しでも費用を抑えたいときに便利です。ただし確実に座りたい場合は指定席を取るほうが安心ですし、自由席で座れなかった場合は長時間立ちっぱなしになるリスクがあります。自由席を利用する際は「混雑する列車・時間帯を避ける」「早めに並ぶ」などの工夫が大切です。次章から、自由席が混みやすい時間帯や混雑回避のコツを詳しく見ていきましょう。


新幹線の自由席が混雑しやすい時間帯・時期

新幹線の自由席が混雑しやすいのは、主に平日の通勤時間帯大型連休などの繁忙期です。もちろん路線や曜日によって差はありますが、一般的な傾向を押さえておくと計画に役立ちます。

  • 平日朝夕のラッシュ
    平日の新幹線は朝と夕方に利用が集中しやすく、自由席も満席になりがちです。特に朝7~9時台(東京など大都市圏へ向かう上り列車)と夕方17~19時台(都市部から郊外へ向かう下り列車)は、新幹線通勤・出張の利用者で自由席が埋まりやすい時間帯です​。在来線の通勤電車ほどの密度ではないものの、通路側席までほぼ埋まって立ち客が出る列車も珍しくありません​。例えば東海道新幹線「のぞみ」の自由席は平日朝8~9時台と夕方17~18時頃に乗車率のピークを迎え​、その時間帯の列車では窓側・通路側とも空席が見当たらないケースもあります。

  • 土日・休日の傾向
    土曜・日曜や祝日は、平日ほどの通勤ラッシュ的混雑は発生しません​。平日朝夕に比べてビジネス利用が少ないため、週末の朝夕は比較的空いている列車も多いです​。特に東海道・山陽新幹線は平日ビジネス需要が集中するので、逆に土休日のほうが空いている列車もあるほどです。ただし休日は観光やレジャーで昼間の利用が増える傾向があります。土曜の午前~昼頃に行楽地へ向かう下り列車や、日曜の夕方以降に都市部へ戻る上り列車は、家族連れや旅行帰りの乗客で混雑しやすいので注意が必要です。「土日の朝夕は空いているけれど、昼間や夕方の一部列車が混む」という点は覚えておきましょう。

  • 繁忙期(連休・休暇シーズン)
    年間で特に新幹線が混み合うのが大型連休や帰省シーズンです。具体的には年末年始(12月末~1月初旬)ゴールデンウィーク(4月末~5月初旬)お盆休み(8月中旬)の三大ピーク時に、新幹線自由席の混雑も最高潮になります。例えばお盆や年末年始の期間中、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全列車が自由席なしの全席指定運行となるほど利用者が集中します​。このような最繁忙期には、自由席に乗るために発車何本も前から長蛇の列ができ、乗車率が200%(定員の2倍)近くに達するケースも報道されます。下り(地方行き)は連休前半の始まりに、上り(都市戻り)は連休終盤の終わりに特に混雑が激しく、自由席は早朝から満席立客になることもしばしばです。連休や帰省ラッシュ時にはこのようにホームに長い行列ができ、後方に並ぶ人は座れない可能性が高まります。ピーク時に自由席で座るためには、通常より早めに駅に到着し列に並ぶ心構えが必要です。

  • 曜日別の狙い目
    混雑を避けやすい狙い目の曜日・時間帯も押さえておきましょう。一般的に火曜日・水曜日あたりの平日は出張や旅行が少なめで、新幹線利用者が減る傾向があります(週初の月曜や週末の金曜・日曜に比べると閑散としやすい)。また、平日でも昼前後の時間帯(10~15時頃)はビジネス客・観光客ともに少なめで、自由席がガラガラに空いている列車が見られます​。実際、平日の日中はグループ旅行も少なく、2人掛け・3人掛けともに空席が目立つ列車も多いです​。反対に狙い目ではないのが金曜夕方と日曜夕方です。金曜の夕方~夜は週末を前に東京・大阪などから地方へ移動する人が多く、日曜の夕方~夜は連休終了で地方から都市部へ戻る「Uターンラッシュ」で混雑します​。これらの時間帯は指定席も取りにくく自由席も満員立ち客が常態化するため、予定を調整できるなら避けたほうが無難です。


新幹線の混雑を避けるための自由席攻略テクニック

混雑しがちな自由席でも、ちょっとした工夫やテクニックで座れる確率を上げることができます。ここでは自由席でうまく席を確保するための具体的なコツを紹介します。

1. 始発駅から乗車する

自由席に確実に座りたいなら、可能な限り列車の始発駅から乗車することが鉄則です。新幹線の場合、東海道・東北・上越新幹線は東京駅が始発、山陽新幹線は新大阪駅、九州新幹線は博多駅(または鹿児島中央駅)など主要都市が起点になっています。例えば東海道新幹線を利用するなら、途中の品川や新横浜から乗るより一つ前の始発駅・東京駅まで行って乗る方が圧倒的に座席を確保しやすくなります​。品川・新横浜では東京からの乗客ですでに自由席が埋まっていることが多いため、少し時間をかけても始発駅から乗るのが得策です。

また、年末年始やGWなど繁忙期には始発駅始発の臨時列車が運行されることがあります​。例えば東海道新幹線では臨時「のぞみ」が東京駅始発で増発されたり、東北新幹線でも上野・大宮始発の臨時「やまびこ」が設定されるケースがあります​。臨時列車は時刻表に載っていないことも多く比較的知られていないため、自由席が狙い目になります​。ピーク時に自由席を利用する場合は、JR各社の臨時列車情報もチェックし、始発駅始発の列車にターゲットを絞るとよいでしょう。

2. 座席数の多い号車を選ぶ

同じ自由席車両でも、号車によって座席数が異なることをご存じでしょうか。新幹線の普通車は1両あたり横5席(2+3配列)ですが、車端部にトイレ・洗面所・サービス設備などがある関係で、設備配置により各号車の座席定員が少しずつ違います。一般に奇数号車はトイレ等が設置されるため座席数がやや少なく、偶数号車は座席数が多めになる傾向があります​。

例えば東海道新幹線「ひかり」の場合、2号車や4号車は1両あたり100席あるのに対し、1号車は65席、3号車85席、5号車90席と差があります​。1号車は先頭運転席の分だけ座席が少なく、3号車・5号車は車両端のトイレ分だけ定員が減るためです​。このことから、自由席に並ぶ際は座席数の多い号車(偶数号車など)を狙うのが有効です。具体的には東海道・山陽新幹線の自由席なら2号車がおすすめですし、東北新幹線「やまびこ」でも自由席1~5号車のうち設備の少ない偶数号車を選ぶと若干有利になります。

ただし、「座席数が多い=必ず空席が多い」というわけではなく、他の乗客の動向も影響します。実は自由席で人気が高い号車は必ずしも座席数の多い車両とは限りません。ウェザーニューズ社が2019年に行ったアンケートでは、「のぞみ自由席で乗るなら何号車を選ぶ?」という問いに対し、一番人気は「1号車」(31%)、次いで「特になし・その他」(26%)、「3号車」(25%)で、「2号車」は15%と最も少なかったという結果もあります​。多くの人は「先頭の1号車が空いていそう」と考えたり、単純に乗車口から近い3号車を選びがちで、座席数の多い2号車は意外と避けられている面もあるようです。したがって、他の人が敬遠しがちな号車を狙うのも一つの手です。一般論では偶数号車がおすすめですが、周囲の並び具合を見て空いている列に移る柔軟さも持ちましょう。

3. 並ぶ位置を工夫する

自由席で座るには、とにかく早めにホームの乗車口に並ぶことが大切です。しかし並ぶにしてもどの位置に並ぶかで結果が変わる場合があります。ポイントは改札口から離れた場所の乗車口を選ぶことです​。

新幹線のホームでは、階段や改札に近い車両の乗車口に人が集まりやすい傾向があります。そこで、もし時間に余裕があるならホームの端の方(改札から遠い先頭または最後尾寄り)にある自由席車両の列に並ぶと良いでしょう。改札口に近い車両(例えば東京駅で言えば中ほどの号車)は直前に駆け込みで並ぶ人も多く混みがちですが、端の車両まで歩く人は少ないため比較的列が短いことがあります。

また途中駅から乗車する場合は、同じ自由席車両でもドアごとの並び位置に差をつけるテクニックがあります。多くの車両には前後2つのドアがありますが、改札口に近い側のドアより、遠い側のドア前で待つほうが座れる確率が上がります​。なぜなら、その駅で降りる乗客は改札に近いドアから降りることが多く、降車に時間がかかるためです​。一方、改札から遠い側のドアは降車客が少なくスムーズに乗車できるので、少しでも早く車内に入り空席を確保しやすくなります​。例えば仙台駅で東北新幹線の自由席に乗るなら、改札側でない方の出口に並ぶ、といった具合です。この細かな差ですが、混雑列車では結果を左右することもあります。

4. 時間帯・列車選びを工夫する

自由席攻略には、どの列車に乗るか選ぶこと自体も重要です。混雑が予想される時間帯を避け、あえて空いている時間帯の列車を選ぶのは基本ですが、同じ時間帯でも列車種別によって混み具合が違う場合があります。

  • 各駅停車タイプの列車を利用
    東海道・山陽新幹線なら最速達の「のぞみ」より各駅停車の「こだま」の方が自由席が空いていることが多いです​。こだま号は所要時間こそ長くなりますが、途中駅での乗降が頻繁にあり人の入れ替わりが多いため、途中からでも座席が見つかるチャンスが増えます​。東北新幹線でも「はやぶさ」には自由席がなく指定席は満席でも、各駅停車の「なすの」なら自由席に余裕がある、といったケースがあります。時間に余裕があるときは、あえて各駅停車タイプの列車に乗るのも有効です。

  • 比較的空いている列車番号を狙う
    東海道新幹線の「のぞみ」は1時間に何本も走っていますが、列車ごとに利用者の偏りがあります。例えば早朝6~7時台発の「のぞみ」はビジネス利用も少なくガラガラで、窓側以外はほぼ空席ということもあります​。逆に8~9時台発は混雑、といった傾向があるので、時刻表を見てピークを少し外した列車を選ぶと良いでしょう。また、のぞみ号には1号・3号など奇数番号列車と2号・4号など偶数番号列車がありますが、利用者の間で「○○番台ののぞみは混みやすい」などと語られることがあります(例:「のぞみ1〜100番台は混む」という声も)。明確な統計ではありませんが、何本か続行する列車では先発より次発の方が空いていることも多いので、満席そうなときは次の列車にずらしてみるのも手です。

  • 臨時列車や区間始発列車を狙う
    前述のとおり、繁忙期には通常の定期列車以外に臨時列車が運行されます。例えば早朝に姫路始発の「のぞみ」が設定されることがありますが、始発駅の姫路から乗ればその段階ではガラガラで高い確率で座れます​。このように途中駅始発の新幹線は穴場です。他にも、東北新幹線なら仙台始発の「やまびこ」や上野始発の臨時便、北陸新幹線なら長野始発の「はくたか」など、主要都市以外から始まる列車は自由席が比較的取りやすい傾向にあります。自分の乗る区間でそうした列車がないか時刻表やニュースリリースを確認し、うまく活用しましょう。

5. リアルタイムの空席情報を活用する

直前になってしまった場合でも、空席情報を把握しておくことで自由席攻略の判断材料になります。JR各社は公式サイトやアプリで新幹線の指定席空席状況を公開しています。例えば「JRサイバーステーション」というウェブサイトでは、全国の新幹線・特急の空席状況を「○空席あり」「△残りわずか」「×満席」などと調べることができます​。自由席そのものの混雑度は直接は分かりませんが、指定席が満席に近い列車は自由席も混んでいる可能性が高く、逆に指定席に余裕がある列車は自由席も座れるチャンスがあると推測できます。駅の窓口で尋ねれば「○号車に何席空いています」まで教えてもらえることもあります。

また、スマホの乗換案内アプリや駅掲示で「自由席△号車は満席」等の案内が出ることもあります。東海道新幹線の駅では、直前の列車の自由席状況(満席/空席)を案内放送することもありますので耳を傾けてみましょう。SNSなどでリアルタイムの混雑報告が投稿されている場合もあります。これらの情報を集めて、無理に混んだ列車に乗り込まず一本遅らせるなど臨機応変に対応すると、結果的に早く座れて早着できることもあります。


【路線別】新幹線の自由席・混雑の傾向と狙い目

新幹線と言っても路線によって利用傾向や混雑事情が異なります。ここでは主要な新幹線路線ごとに、自由席の混雑しやすいパターンや狙い目時間帯を解説します。

東海道新幹線(東京~新大阪)

日本で最も利用者が多い新幹線が東海道新幹線です。東京~名古屋~新大阪という大都市間を結ぶため終日利用客が多く、自由席も混みやすい路線です。

  • 混雑傾向
    平日朝は東京方面上り(名古屋・新大阪→東京)が通勤・出張で混雑、夕方は東京発の下り(東京→名古屋・大阪)が出張帰り等で混雑します​。ただし平日早朝6時台発の列車は空席が目立ちます​。日中の時間帯は平日は比較的空いていますが、休日は観光客で昼過ぎの列車が混むことがあります。金曜夜の東京発と月曜朝の東京着は特に混雑注意です。

  • 列車種別
    「のぞみ」は1時間あたり最多本数走りますが自由席車が1~3号車のみと少ないためすぐ満席になります​。「ひかり」は30分に1本程度で自由席1~5号車と多めなので、のぞみが満席なら次のひかりを待つと座れることがあります。「こだま」は各駅停車で時間はかかりますが自由席も多く比較的空いており、途中駅で空席が出やすいです。急ぐ旅でなければこだま利用も検討しましょう。

  • 狙い目
    平日午後の中間時間(13~16時台)の列車は空席が多めです。火・水曜日は出張が少なく狙い目です。観光シーズン以外の土曜夕方(観光客は目的地に着いている頃)や日曜朝(帰宅ラッシュ前)も比較的空いています。早朝一番列車(東京6時発など)はガラガラなので早起きできればおすすめです​。逆に連休初日の下り連休最終日の上りは避け、可能なら前日・翌日にずらすと快適です。

山陽新幹線(新大阪~博多)

山陽新幹線は新大阪~博多を結び、中国・九州方面への移動を担います。東海道新幹線と直通運転する列車も多いですが、大都市間の距離が長く利用パターンに少し特徴があります。

  • 混雑傾向
    ビジネス需要は大阪~岡山・広島・博多間で平日朝夕にあります。博多発の上りは朝7~8時台に新大阪方面へ通勤・出張利用があり混みます。逆に夕方は新大阪発博多行きが混雑します。土休日は観光客が広島・博多方面へ昼頃集中しますが、東海道ほどではありません。博多から熊本・鹿児島方面への九州新幹線直通列車も朝夕は地元通勤利用があり、熊本→博多の朝便や博多→熊本の夕便で自由席満席が見られます。

  • 列車種別
    「のぞみ」と九州直通の「みずほ」が最速達ですが、いずれも自由席は3両(1~3号車)です​。山陽区間のみ走る「ひかりレールスター」(8両編成)は自由席が半数近く設定され、座席も2+2配列のゆったりシートが人気です。「さくら」(博多~鹿児島中央/新大阪直通)は8両編成で自由席3両​、「つばめ」(博多~鹿児島中央各駅停車)は主に自由席で気軽に乗れます。

  • 狙い目
    岡山・広島始発博多始発の列車は狙い目です。例えば早朝の博多始発「のぞみ」や「みずほ」は博多で並べば座れますし、広島始発のひかりレールスターも空席が多いです。平日昼間の新大阪~博多直通のぞみは途中駅利用が少なく、区間によってはガラガラになります。途中の新神戸や福山などから乗る場合、乗客が降りた直後の空席を拾えることが多いです。なお、山陽新幹線でもGWやお盆時はのぞみ全車指定になりますが、さくらひかりには通常通り自由席があるので、ピーク時はそちらを狙うと良いでしょう​。

東北・北海道新幹線(東京~新青森~新函館北斗)

東北新幹線は東京~仙台~新青森を結び、一部列車は北海道新幹線に直通して新函館北斗まで運転します。列車の種類が多く、自由席の有無も列車によって異なる点に注意です。

  • 混雑傾向
    東北新幹線は東京発着のビジネス客東北各地への帰省・観光客が混在します。平日朝は仙台・宇都宮方面から東京へ向かう上りが混み、夕方は東京からの下りが混みます。仙台~東京間は出張利用が多く指定席も埋まりやすい区間です。休日は朝に東京発北行きが家族連れで混雑し、仙台や盛岡からの上りが夕方以降混みます。年末年始・お盆は東北への帰省ラッシュで自由席は終日満席立ち客が発生します。

  • 列車種別
    「はやぶさ」(盛岡・新青森・新函館北斗行)は全車指定席で自由席なし​。「こまち」(秋田行)も全車指定です。「つばさ」(山形新幹線)も2022年春より全車指定席化され自由席は無くなりました​。一方、「やまびこ」(主に仙台・盛岡行)や「なすの」(那須塩原行各停)には自由席があります。やまびこ号は10両編成の場合1~5号車が自由席です​(列車により1~4号車など若干異なる)。「はやて」は現在定期運行は無いものの、臨時列車で設定される場合は自由席があるケースがあります。

  • 狙い目
    仙台始発のやまびこ大宮始発の臨時やまびこなど、途中駅始発列車は比較的空いています。東京~仙台間ははやぶさが便利ですが自由席派なら各駅停車のやまびこに乗るのも一案です。例えば仙台から東京へ戻る際、満席のはやぶさを避けて一本後のやまびこ自由席に乗れば座れた…ということもあります。盛岡以北(北海道方面)へは基本的に指定席利用になりますが、どうしても自由席特急券で乗りたい場合は新青森~新函館北斗間で立席特急券を購入してデッキ等に立つ形になります(空席があっても座れません)。遠距離では辛いので、この区間はなるべく指定席を確保することをおすすめします。

北陸新幹線(東京~金沢・敦賀)

北陸新幹線は東京~長野~金沢~敦賀を結ぶ路線です。速達タイプと各停タイプで自由席の有無がはっきり分かれています。

  • 混雑傾向
    平日は金沢・富山方面へのビジネス利用が朝夕にあります。とはいえ東海道ほどではなく、仙台出張の東北新幹線に近いイメージです。休日は金沢方面の観光客で賑わい、金曜夕方の東京発日曜夕方の金沢発が混雑します。スキーシーズンには長野行き列車が朝混むこともあります。

  • 列車種別
    「かがやき」(東京~金沢最速達)は全車指定席で自由席なし​。「はくたか」(各駅停車型の長距離列車)と「あさま」(東京~長野)には自由席があります。基本12両編成で1~5号車が自由席です​。北陸新幹線区間内のみ運転の「つるぎ」(富山~金沢のシャトル列車)は全車自由席の列車もあります​。

  • 狙い目
    早朝や夜間のはくたか・あさまは空いています。東京から長野・富山方面へ自由席で行くなら、各駅の「あさま」に乗ればまず座れます。金沢まで直行する場合、指定席なしでどうしてもというときは一つ前の長野行「あさま」に自由席で乗り、長野で後続のかがやきに乗り換える(立席特急券で)という裏技もあります。かがやきに飛び乗ってしまった場合は車内で車掌さんから立席券を購入すれば乗車は可能です​。ただ長距離を立ちっぱなしは大変なので、可能な限りはくたかの自由席を利用しましょう。敦賀延伸後は観光需要も増えると予想されますので、平日中盤の利用や時間をずらす工夫が有効です。

九州新幹線(博多~鹿児島中央)

九州新幹線は博多~熊本~鹿児島中央を結びます。山陽新幹線と直通する列車もありますが、ここでは九州内完結の利用を中心に述べます。

  • 混雑傾向
    福岡都市圏から熊本・鹿児島方面への移動に使われ、平日朝夕は熊本→博多の上りや博多→熊本の下りに通勤・通学客が見られます。ただ車両が短編成(8両)でこまめに走っていることもあり、東京圏ほどの混雑にはなりにくいです。休日は福岡~熊本間の日帰り旅行や鹿児島方面への観光で昼前後に混む程度です。年末年始・お盆の帰省時期は博多~熊本で満席になる列車もありますが、新幹線以外に飛行機や在来線特急利用も分散するため極端な混雑は限定的です。

  • 列車種別
    「みずほ」(山陽直通最速)と「さくら」(山陽直通/九州内主要駅停車)、「つばめ」(各駅停車)の3種類があります。いずれも1~3号車が自由席で、グリーン車1両・指定席4両・自由席3両の8両編成が基本です​。一部の区間運転「こだま」もあり(筑後船小屋~博多等)、それはほぼ自由席です​。みずほは主に博多~鹿児島中央で1日数本の運転、さくらは1時間に1~2本、つばめは各駅停車で1時間に1本程度です。

  • 狙い目
    九州新幹線は本数が多くないので、自由席狙いなら始発から並ぶのが基本です。幸い博多始発・鹿児島中央始発の列車ばかりなので、始発駅で並べば高確率で座れます。例えば博多~熊本程度なら、少し待てば次のさくら・つばめが来ますので無理に混んだ列車に乗らず次発に見送るのも手です。つばめ号は各駅停車でビジネス利用が少なく穴場なので、急がないときはつばめ自由席だとゆったり座れるでしょう。繁忙期でも九州新幹線内の自由席が極端に座れない状況は少ないですが、もし博多から乗る直通「みずほ」が満席なら、数分後発の「さくら」に切り替える柔軟さが大切です。


新幹線の自由席で混雑を気にせずに快適に過ごすためのポイント

最後に、自由席での旅を少しでも快適にするためのコツや持ち物について紹介します。無事座席を確保できた場合も、残念ながら立ち席になってしまった場合も、ちょっとした工夫で快適さが違ってきます。

  • 身軽な荷物と必需品の準備
    自由席で立つ可能性も考えて、できるだけ荷物はコンパクトにまとめましょう。大きなスーツケースを持っているとデッキに置く場所探しや移動に苦労します。リュックなど軽装ならスッと動けます。座れた場合に備えてネックピローアイマスクイヤホンなどリラックスグッズを持ち込むと長時間乗車も疲れにくいです。コンセントは最近の新幹線自由席でも各席利用できます(N700系など)ので、スマホ充電器もあると安心です。飲み物や軽食も事前に用意しておくと、混雑で車内販売が来なかったり売店に行けなくても困りません。

  • 席選びの工夫
    自由席で座れる場合、自分好みの席を選べればさらに快適です。景色を楽しみたいなら富士山側(上り列車では右側E席、下りでは左側A席)など窓側が良いでしょう。頻繁に出入りする予定があるなら通路側が便利です。3人掛け席の真ん中B席は最後まで空いていることが多いですが、両隣に人がいると窮屈なので、できれば避けたいところ。ただし「隣が他人の真ん中席に座るくらいなら立つ」という人も多いため、混雑列車では逆にB席がぽっかり空いているケースもあります。グループで乗る場合は、離れ離れでもまず各自座席を確保し、途中駅で席が空いたら合流する作戦も有効です。

  • 意外な空席ポイント
    車内で意外と空いている座席を狙う裏技もあります。例えば喫煙ルーム付近の座席です。全席禁煙になった現在でも、デッキに喫煙ブースを備える列車がありますが、その近くの席は煙や出入りを嫌がる人が避けるため、満席時でも最後まで空席が残りがちです​。煙が苦手でなければ、敢えて喫煙ルーム隣の席を選ぶのも一つの手でしょう。また、車両の一番前後の席(壁際の席)はリクライニングが遠慮なくできたり荷物を置きやすい利点があります。自由席車両でも前方・後方の壁際席は人気ですが、人によっては敬遠するので空いていればラッキーです。

  • 立ち乗り時の過ごし方
    万一座れずに立つことになっても工夫次第です。デッキや車両連結部に立つ場合は壁にもたれたり、吊り手代わりに握れるところを確保しましょう。長時間立つなら時折膝を曲げ伸ばしして血行を保つのも大事です。車内放送で座席解放(指定席で空席になった席を開放する案内)がある場合もあるので聞き逃さないようにします。次の停車駅で多くの人が降りそうなら、デッキから車内に入り込んで席をチェックするチャンスです。一駅区間でも座れれば休めます。どうしても辛ければ、途中駅で降りて一本後の列車に乗り換える決断も必要です(自由席の強みは列車を変えても乗車券・特急券が有効なことです)。無理せず適度に休憩しながら安全に過ごしてください。

  • マナーと安全にも配慮
    快適さだけでなく周囲への配慮も忘れずに。自由席は混雑しやすい分、譲り合いの精神が大切です。荷物は座席上の網棚や足元に置き、空席を荷物で占有しないようにしましょう。席を確保する際もマナーを守り、くれぐれも他の乗客の迷惑になる行為(列を無視して横入りする等​)は避けてください。自由席は「誰でも座れる可能性がある席」です。お互い気持ちよく利用できるよう心がけたいですね。

以上、新幹線自由席の攻略法をまとめました。

自由席は上手に使えばコストを抑えて柔軟に旅程を組める反面、混雑時には工夫が必要です。本記事で紹介した混雑を避けるコツや狙い目時間帯を参考に、ぜひ快適でお得な新幹線の旅を楽しんでください。早めの計画とちょっとした心構えで、自由席でもスムーズに座って移動できるはずです。混雑を乗り切り、快適な新幹線の旅を実現しましょう!

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