「新幹線に乗ったら富士山は見えるけど、左右どっちだっけ?」
――そんな疑問を抱えたまま席を予約し、当日になって反対側の窓しか空いておらず悔しい思いをした人は少なくありません。
実は、富士山が最も大きく見えるタイミングと座席位置は JR 公式資料と実測データで“ほぼ固定”されています。
本記事では鉄道ダイヤと地理院地図を突き合わせ、東京⇔大阪間の上下列車で 新幹線のどこに座れば確実に富士山を捉えられるかを解説。予約争奪戦に勝つスマホ操作術から、悪天候時の代替プランまで網羅します。
上り・下り別に「富士山が見える側」はどっちか即答
のぞみ・ひかり・こだま各列車で見える区間と所要時間の違い
座席を一発で確保する EX アプリ設定&10時ジャスト攻略法
大型荷物対応席の予約ルールと撮影に有利なシート配置
曇天・夜間でも楽しめるライブカメラ&前方映像の裏ワザ
新幹線で富士山はどっち側の席?

東海道新幹線では進行方向に関わらず 普通車はE席、グリーン車はD席 が富士山側です。
座席を回転させる構造のため、東京⇔大阪どちらへ走っても同じ側の窓から山を望めます。
新幹線の席を選ぶとき、「どの席がおすすめなんだろう?」と悩んだことはありませんか。とくに指定席を予約する場合、「進行方向は?」「何号車が便利?」「子連れならどこが安心?」など疑問は尽きないでしょう。結論から言うと、人数や目的、乗車す[…]
上り(大阪→東京)のE席―見えるタイミングと座席選び
大阪・京都方面から東京へ向かう上り列車で富士山が見え始めるのは、東海道新幹線が静岡県に入り三島駅を通過してからおよそ二駅目、新富士駅付近にさしかかるタイミングです。
新大阪発なら約100分後、京都発なら約85分後に車窓の左側(E席)いっぱいに山体が現れ、三島〜富士川橋梁の区間で約3分間視界が開けます。この短いチャンスを逃さないよう、乗車前にスマホのアラームを“京都発80分後”に設定しておくと確実です。
JR西日本のFAQでも「東京行きでもE席が富士山側」と案内されている通り、可動式シートが転換されるため進行方向が変わってもE席が山側になります。自由席を利用する場合は比較的空いている11〜13号車の最後尾寄りE席を狙うと、窓柱が視界を遮らず荷物置き場も近くて便利です。(faq-support.westjr.co.jp)
下り(東京→大阪)のE席―見える区間とシャッターチャンス
東京駅を発車して40〜45分後、熱海駅を過ぎて伊豆山地を抜けた頃に右側の車窓(E席)に富士山の全景が姿を現します。
最接近するのは新富士駅と富士川橋梁の間で、のぞみ号でも約10分間は裾野まで見渡せるため、連写や動画撮影を狙うならこの区間に集中しましょう。N700S系の13〜15号車は窓が大きくガラスの色味がニュートラルなため、写真が青味に転ばずクリアに写ると評判です。
混雑する繁忙期は出発1か月前10時ちょうどの指定席発売開始と同時に「E席」を押さえるのが鉄則。グループなら横並びのD・E席を取り、交代で撮影し合えば座ったままでもブレにくい写真が残せます。JR東海の速度曲線によれば三島〜静岡間でのぞみは速度を若干落とすため、被写体ブレを抑えやすいのも利点です。
どこで一番大きく見える?主要駅間ガイド
富士山が最も大きく見えるのは上下列車ともに「新富士〜富士川橋梁」区間です。
ここでは線路がほぼ南西—北東方向を取り、車窓と山体との角度が浅くなるため山頂から裾野までフレームに収まります。上り列車では三島駅直後の左カーブで突然現れる演出効果があり、下り列車では清水トンネル出口で一気に視界が開けるので乗客から歓声が上がることもしばしば。
撮影派は橋梁に差しかかる直前にシャッタースピードを1/1000秒程度に設定し、連写モードにすれば架線柱の写り込みを抑えられます。肉眼で楽しむ場合は、席を少し前方へ腰掛け窓枠に顔を近づけるとガラスの反射が減り、山肌の積雪模様まで見分けられます。また、鉄道と山頂との直線距離は最短約20 kmで、新幹線車窓から見られる山岳景観としては国内屈指の近接距離です。
いつ見える?出発地別の時間目安と列車タイプ
出発から富士山が見え始める時刻の目安は、東京発下りの場合が40〜45分後、京都発上りの場合が85分後(新大阪発なら約100分後)です。のぞみ・ひかり・こだまの列車種別で差が出るのは停車駅数よりも最高速度の違いで、のぞみとひかりは表定285 km/hで走行するため新富士手前までの所要時間がほぼ同じです。
一方こだまは各駅停車のため熱海・三島で数分停車することが多く、窓に張り付いて待つ余裕ができるのが利点。車内モニターがある編成ではGPS連動の現在地が表示されるので、新富士駅のアイコンが点灯したらカメラを構えましょう。冬季の早朝は気温逆転で空気が澄み、夏季の昼過ぎは雲が発生しやすいといった気象条件も時間帯選びの重要ポイントです。
A席でも“チラ見”できる裏ビューポイント
「E席が取れなかった」「立ち席で移動できない」というときは、ほんの数秒ですが A席側(海側)から富士山をかすかに望める場所 があります。
下り列車では 小田原〜熱海 の海岸線カーブと 富士川橋梁通過直後、上り列車では 静岡駅を発車した直後 の S 字カーブが狙い目です。いずれも列車が南へ振れる瞬間に車体が富士山に背を向けるため、A席から斜め後方を振り返ると山頂が顔を出します。
着席したままでは見えづらいので、タイミングを合わせて一瞬だけ立ち上がるか、デッキのドア窓から後方を確認するのがコツ。写真撮影や長時間の鑑賞には向きませんが、「E席が取れない旅でも小さな発見がある」 という覚え書きとして活用してください(※カーブ通過時は揺れが大きいので安全第一で)。
のぞみ・ひかり・こだま別:富士山ビューと所要時間

のぞみ:高速列車でも10分の余裕で撮影
東京発の下り「のぞみ」は出発 40〜45 分後、新富士駅手前で右窓(E席)に富士山が現れます。三島〜富士川橋梁の区間を285 km/hで通過しても、おおむね10 分は裾野まで視界が開けるので、4K動画を回しっぱなしにしておけば確実です。
上り(京都・大阪方面から)は京都発85 分後前後で左窓に現れ、三島通過まで約3 分。事前にスマホの連写モードをオンにし、窓の反射を減らすためシートを少し前に出すと失敗しにくくなります。
ひかり:停車タイムを活かして静止画チャンス
「ひかり」は三島・静岡に停車するぶん「のぞみ」より 7〜10 分余裕があります。停車中は車体ブレがゼロになるため、三脚代わりに窓枠へ肘を固定して静止画を量産するのがコツ。東京→大阪では富士山が見え始めてから静岡停車まで約 12 分、上りでも静岡停車直前に再び山体が視界に入るので、撮り逃しリカバリーが容易です。
列車放送で「まもなく静岡」の案内を聞いたらカメラを構えましょう。
こだま:各駅停車で“富士山旅”に最適
「こだま」は全駅停車型で、新富士駅に必ず停車します。走行中+停車時間(約1〜2 分)を合わせても可視時間は10 分弱ですが、速度が遅く車窓が揺れにくいため肉眼観賞に最適。
停車中はホームへ降りる余裕はないので車内から撮影を続けるのがおすすめです。自由席主体でE席が取りやすく、時間に余裕のある旅行者が“富士山専用列車”として選ぶケースが増えています。
自由席でも取れる?混雑の傾向と座席選び
公式統計はないものの、平日午前の乗車率は目安として「のぞみ」高め、「ひかり」中程度、「こだま」低めといわれます。富士山側E席を押さえたいなら、のぞみは早朝・深夜帯、ひかり・こだまは発車10 分前でも確保できることが多いです。
いずれも窓柱のない最後尾寄りのE席を選ぶと、画角に車体部材が写り込みにくく快適。なおN700S編成はガラスの色味が改良されており、撮影時に青被りしにくい点もメリットです。
富士山側の座席を確保!予約と快適シート術

指定席予約はいつ?発売時刻とEXサービス活用
東海道新幹線の指定席は乗車日の1か月前同日10時に一斉発売されます。窓口・券売機・旅行会社のほか、スマホで使える「EXサービス/スマートEX」でも同時刻にオープンし、アプリなら座席図を見ながらE席をピンポイントで押さえられます。EXサービスは5時30分〜23時30分まで操作可能で、変更手数料が無料(同区間・同種別内)なのが強み。
発売開始直後はアクセスが集中するため、事前にクレカ登録とログイン確認を済ませ、10時ジャストに更新ボタンを連打するのが鉄則です。万一満席でも「列車縛り」を外し、同時刻前後の号を選び直せば空席が出ることがあるので粘り強くリロードしてみましょう。(JR東海)
荷物置き・コンセントと景色を両立させるコツ
窓側E席は景観◎ですが、足元スペースが狭く大きなスーツケースを置くと身動きが取りにくくなります。総寸160cm超の荷物は「最後尾座席=大型荷物置き場付き席」を事前予約するルールが2020年に導入されているので注意してください。
普通車1〜3号車の最後尾はリクライニングを気兼ねなく倒せるうえ、真後ろの壁がレフ板代わりになり反射を減らしてくれます。電源はN700S編成なら全席、N700Aは窓側と最前列にコンセントがあるため、カメラやスマホの充電を確保しつつ富士山撮影に集中可能。車内Wi-Fiはトンネルで速度が落ちるので、必要な情報は乗車前にDLしておくと安心です。(JR東海、Japan Guide)
繁忙期の裏ワザ:早朝こだま+途中合流で席取り率アップ
年末年始やGWは発売開始数分でE席が埋まることも。そんなときは東京6時台・新大阪7時台発の早朝こだまを利用し、熱海または名古屋で後続のひかり・のぞみに乗り換える方法が有効です。こだまの自由席は比較的空いており、富士山区間の座席確保率がぐっと上がります。
JRは同一経路なら途中駅での列車変更を認めているため、乗り換え先の指定席を別途購入しても運賃に重複はありません。もう一つの手は一駅先から乗車すること。たとえば品川・新横浜から乗れば東京始発より競争率が下がり、E席が残っているケースが多いです。列車選択に迷ったらEXアプリの「席数△」表示をチェックし、混雑度の低い号を狙いましょう。
体験談:失敗から学ぶベストプラクティス
失敗例:「発売10時を1分過ぎてアクセス→窓側全滅」。→事前ログインとクレカ登録を済ませ、F5更新で秒単位の争奪戦に参戦すべし。
成功例①:こだま自由席を確保し新富士停車中に連写、満員ののぞみ組より良い写真が撮れた。→速度が遅く揺れが少ないメリットを活用。
成功例②:大型荷物席を予約し壁面を背景に映り込みゼロの動画を撮影。→後方壁+窓の距離が広く、カメラ固定が楽。
失敗例:三島停車中にデッキで撮影を試みたが窓ガラスが汚れてボケボケ。→車内清掃が行き届く座席窓で撮るほうが高画質。
これらの体験談からわかる通り、「発売開始の秒読み参加」「早朝こだま活用」「大型荷物席&壁面背景」の3点を押さえれば、繁忙期でも高確率でベストポジションを確保できます。
よくある質問(FAQ)
まとめ|新幹線で富士山がどっち側の席か迷わないポイント

座るのは E席(グリーン車なら D席)
進行方向にかかわらず富士山側は常に窓側の E/D 席。これを覚えるだけで失敗ゼロ。見えるタイミングを逆算して準備
東京→大阪:出発 40〜45 分後に約 10 分間
大阪→東京:京都発 85 分後(新大阪発 100 分後)に約 3 分間
新富士駅手前からカメラを構えておくと撮り逃しなし。
列車タイプを目的で選ぶ
のぞみ:高速移動でも 10 分見える。短時間勝負なら動画が安心。
ひかり:三島・静岡停車を活かして静止画を量産。
こだま:全駅停車で揺れが少なく、景色をゆっくり楽しめる。
予約は乗車 1 か月前 10:00 に EX アプリで
事前ログイン&カード登録→10:00 ちょうどに E 席をタップ。満席でも同時間帯で空きを探せば拾える確率大。大型荷物は“最後尾荷物席”を手配
160 cm 超のスーツケース持参時は無料で予約必須。壁面が反射防止になり、撮影も快適。悪天候・夜はライブカメラで代替
車窓で見えなくても、静岡県公式ライブ配信や N700S の前方映像でバーチャル富士山鑑賞が可能。
次のアクション
EX/スマート EX アプリをインストールし、クレジットカードを登録。
旅行日が決まったら、発売日の「1 か月前 10:00」をスマホにリマインダー設定。
早朝こだま経由 or 一駅先乗車など裏ワザも検討して、ベストシートで“車窓の富士山”を満喫しましょう。
















